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2002年5月21日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般名:抵抗式血球計数装置
販売名:多項目自動血球分析装置SE−9000

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


対象製造番号:11001〜12023、12031、
       12033、12039、12040
ただし、以下の製造番号は回収対象外
11001、11004、11008、11013、11016、
11017、11018、11021、11024、11030、
11031、11032、11035、11036、11037、
11046、11048、11052、11055、11061、
11062、11064、11073、11075、11078、
11080、11083、11084、11085、11086、
11087、11088、11134、11138、11174、
11176、11297、11310、11373、11381、
11413、11414、11426、11427、11428、
11429、11437、11438、11458、11465、
11558、11607、11637、11638、11677、
12006
出荷数 :971台
出荷時期:平成5年12月〜平成14年1月

3. 製造業者等名称


会社の名称:シスメックス株式会社
本社所在地:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号
製造所の名称:シスメックス株式会社 加古川工場
製造所の所在地:兵庫県加古川市野口町北野314番地の2
製造業許可番号:28BZ0193

4. 回収理由


 米国で、本製品におきまして、同一検体を複数回連続測定する不具合が報告されました。
 調査の結果、原因は試験管へのバーコードラベルの貼り方が適正でなかったために、剥がれかけたシールおよびはみ出したシールがひっかかり試験管がラックに正しく戻されず同じ検体を再度吸引したことにありました。
 このため、予防的処置として顧客への注意喚起の情報提供および構造変更の改修を実施することとしました。

5. 危惧される具体的な健康被害


 本件不具合は、測定データの取り間違いが発生する可能性がありますが、オペレータが取扱説明書どおりに装置を適切に使用、運用している場合には取り間違えは発生しません。
 また、患者の診断は臨床上の情報、他の測定結果と総合して行われるため、本件による健康被害が起こる可能性は低いと考えられます。
 なお、現在までに本件による健康被害の報告は受けておりません。

6. 回収開始年月日


平成14年5月21日

7. 効能・効果又は用途等


 本製品は、臨床検査室で血液検査を行うための多項目自動血球分析装置で、測定した結果を白血球3分画、幼若球のスキャッタグラムおよび好酸球、好塩基球、赤血球、血小板の粒度分布曲線の6つのパターンデータと23 項目の測定データをDMS (データマネジメントシステム)の画面に表示します。

8. その他


 納入しました医療機関は全て特定しており、当社にて情報提供と対象機器の改修を実施します。

9. 担当者名及び連絡先


連絡先:シスメックス株式会社
担当者:機器生産本部 品質管理部 西垣 彰
電話番号:(0794)24-1171(代)
FAX:(0794)24-0656