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2001年4月10日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般的名称 :電動式手術台
販売名   :分離式手術台トランスフェリス

2. 対象ロット、数量及び出荷時期

 
対象製品  :1)ベースコラム(カタログ番号TAB996MB)
       2)レッグサポート(カタログ番号LEG30)

輸入数量  :TAB996MB 8台(AR0109, AR0119, AR0214, AR0215,
       AR0216,AR0217, AR0218, AR0223)
       LEG30 7台(AR2040, AR2043, AR2129, AR2150,
       AR2155, AR2156, AR2161)

出荷時期  :平成12年3月17日〜平成13年3月19日


3. 製造業者等名称


輸入元   :株式会社佐多商会
所在地   :東京都港区東麻布2−3−4
薬事の業態 :医療用具輸入販売業
輸入先製造業者:ALM社(フランス)

4. 回収理由


 平成13年3月27日、製造元である仏国ALM社より改修に関する連絡があったので、納入先医療機関における部品交換等の改修を行うこととしました。尚、改修理由は下記のとおりです。
1.TAB996MBに関して
手術台が振動を起こす等、異常な動作をする可能性があるため。尚、原因として、次の2つが考えられます。
 1)コラム内部のラテラルジャッキの締め具が緩んでずれてしまうこと。
  2)近傍でEMC非適合の機器を使用すると、ハンドコントローラーが電磁障害を受け誤動作する可能性があること。
2.LEG30に関して
 ハンドルの軸が酸化して脆くなり、折損する可能性があります。

5. 危惧される具体的な健康被害


 本不具合事象が発生すると、手術を中断しなければならなくなる可能性があります。
 尚、TAB996MBの不具合は外国で2例、LEG30の不具合は外国で1例発生していますが、何れも患者さんへの健康被害はありませんでした。また、どちらの不具合も日本国内ではこれまで1例も発生していません。

6. 回収開始年月日


平成13年4月11日(情報提供開始日)

7. 効能・効果又は用途等


本装置は、分離、移動が可能な、医家向けの電動式手術台です。

8. その他


 改修キットの到着は今月末以降となる予定なので、取り敢えず4月11日より納入先医療機関への情報提供を開始し、部品交換等の改修作業は改修キット到着後に行う予定です。

9. 担当者名及び連絡先


輸入元 :株式会社 佐多商会 品質保証部
      東京都品川区勝島1−5−21
      Tel:03-5762-3007、Fax:03-5762-3038
     担当者:大原
販売元 :株式会社 東機貿 第一営業部
     東京都品川区東品川2−5−8天王洲パークサイドビル
     Tel:03-5461-3031、Fax:03-5461-3041
     担当者:福田