戻る

酸素吸入


 要点

医師は、指示内容を指示簿に正確、鮮明な文字で記入する。

機器が正常に作動しているか確認する。

マスク・酸素カニューレの装着を確認する。

ルートを確認する。

加湿器の蒸留水を確認する。

火気厳禁。

酸素使用中です
煙草はご遠慮ください。
(A4サイズの表示例)




(酸素吸入)
エラー発生要因 事故防止対策 留意点
 指示、投与法の誤認

 機器の取扱いと確認不足

 酸素使用中の定期的点検不足

 患者・家族への指導不足

指示簿の記入  
(1) 医師は、指示内容を、指示簿に正確、鮮明な文字で記入する。

流量計はテープを流量計の一番上に巻き識別する。
(例)  赤―微量流量計
 青―普通流量計
カルテの指示確認とサイン
機器点検時に、不良、破損のものがあれば、明記し報告する。
流量計の見方
ボール状の浮きは球中心
こま状の浮きは上端の目盛りを読む。
(1) 担当看護師が医師から指示を受け、サインをする。

準備と設置
(1) 担当看護師は、指示された方法で、準備・設置する。
(2) 機器が正常に作動するか確認する。


マスク・酸素カニューレの装着を確認する。
ルートを確認する。
酸素吸入の開始  
(1) 担当看護師は、指示された方法を再確認後、実施サインをする。
(2) 担当看護師は、訪室時は必ず、酸素供給量と器具を確認する。
(3) 加湿器の蒸留水を確認する。

 
車椅子、ストレッチャー用の酸素ボンベの管理
(1) 酸素ボンベの残量点検を行う。
(2) 点検し、空の時は「空」と表示しておく。
(3) 常時予備を確保しておく。

 
酸素ボンベの保管場所  
(1) 冷暗所で、ボンベ立て等に立て、安全な場所に保管する。

 
カードを流量計に下げる  
(1) 担当看護師は指示酸素流量をカードに明示し、流量計に下げ、指示変更時は速やかに書き換える。
(2) 担当看護師は、患者指導内容をカードに記入し、ベッドサイドに明示し、患者・家族の協力を得る。

火気厳禁カードの表示


トップへ
戻る