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年金資金運用基金について


 年金資金運用基金は、年金積立金管理運用独立行政法人法(平成16年法律第105号)により、平成17年度末に解散。
 なお、現在、年金資金運用基金が行っている事業を以下のとおり再編する。
 
年金資金管理運用事業
平成18年4月に年金積立金管理運用独立行政法人を設立して実施。
 
年金住宅融資事業
平成17年1月に新規貸付申込を停止し、平成18年度以降、既往債権の管理回収業務は独立行政法人福祉医療機構へ承継。
 
大規模年金保養基地(グリーンピア)事業
 平成17年度までに全ての基地を地方自治体等へ譲渡し、事業を廃止。

 これらの事業の見直しに伴い、年金住宅融資事業及びグリーンピア事業のための財政融資資金(旧資金運用部)からの借入金について、年金財政からの出資金等により、平成17年度に繰上償還を実施。


大規模年金保養基地(グリーンピア)について

 被保険者、年金受給者等のための保養施設として、旧年金福祉事業団(現:年金資金運用基金)が13ヶ所設置し、地方自治体等に委託して運営。

 平成13年12月の特殊法人等整理合理化計画(閣議決定)において、「平成17年度までに廃止、特に赤字施設についてはできるだけ早期に廃止する」とされた。
 また、年金積立金管理運用独立行政法人法(平成16年法律第105号)により、平成17年度末をもって廃止することとされた。

 公的施設として引き続き活用されるよう、まず施設所在道県等への譲渡について調整し、それが見込めない場合には民間への譲渡を進める方針。

譲渡・運営停止の状況の図

[譲渡・運営停止の状況]
岩沼基地 平成15年3月末運営停止。平成15年11月に岩沼市へ譲渡。
二本松基地 平成14年6月末運営停止。平成16年1月に二本松市へ譲渡。
中央高原基地 平成12年4月末運営停止。平成16年6月に恵那市へ譲渡。
指宿基地 平成14年5月末運営停止。平成16年9月に民間企業へ譲渡。
八女基地 平成16年11月に黒木町へ譲渡。
久木野基地 平成15年5月末運営停止。平成16年12月に久木野村へ譲渡。
横浪基地 竜地区を平成12年8月に学校法人明徳義塾へ譲渡。他の地区を平成16年3月末運営停止。現在、須崎市等に譲渡引受けを打診中。
紀南基地 平成15年3月末運営停止。現在、那智勝浦町等に譲渡引受けを打診中。
その他の基地 所在道県等に対し、譲渡引受けを打診中。


年金被保険者住宅融資について

〔概要〕
 被保険者に対する福祉還元施策として、昭和48年度に年金福祉事業団が開始。
 貸付原資は財政融資資金から借り入れ、事業主等を通じて被保険者に対して低利の融資を行う。
 融資債権の約97%が機関保証されており、その他についても担保権設定や連帯保証がされている。
 平成13年12月の特殊法人等整理合理化計画(閣議決定)において、「住宅融資を民間に委ねる等の観点から、平成17年度までに廃止する」とされた。
 また、年金積立金管理運用独立行政法人法(平成16年法律第105号)により、平成17年度末をもって廃止し、18年度以降、既往の貸付債権の管理回収業務を独立行政法人福祉医療機構が承継して行うこととされた。

〔実績〕
 貸付額累計(平成15年度末)25兆8千億円(403万件)
 貸付残高(平成15年度末)4兆9千億円(90万件)
 新規貸付(年間)  平成8年度(ピーク時)
 2兆3千億円――――→
 (23万7千件)
 平成15年度
 170億円
 (2千件)

年金被保険者住宅融資についてのグラフ



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