2. 伊勢崎市の現状と課題
(1) 医療福祉に関するアンケート調査
(4) 意向調査

■1  アンケート調査の概要
 保健、医療・福祉に関する伊勢崎市民の意識、意見、要望を把握することを目的として、市民アンケートを実施した。
1) アンケート対象者
 満20才以上の伊勢崎市民を対象に、1,300人を無作為に抽出した。
2) 調査方法
 対象者へ郵送による調査票の配付、同封の返信用封筒を使用した郵送による調査票の回収を行った。
3) 調査期間
 平成17年1月上旬〜中旬
4) 回収結果
標本数  1,300
有効回収数  368
回収率  28.3%


■2  調査結果の概要
1)  医療について
<市内医療体制>
 市内の病院・医院の数や診療科目、検査・治療・薬の内容については、過半数の人が満足しているが、病院での待ち時間については、不満が高い。
<医療圏>
 かかりつけ医に関しては、過半数の方がいる。風邪、腹痛などの軽度の病気の場合、かかりつけの医師、近くの病院に行く人が多い。対して、重い病気は病院にいく傾向が強い。
<医療に望むこと>
 「病気や治療について、充分な説明や治療を受けることができること」が最も望まれ、8割弱を占めている。次いで、「休日・深夜の医療の充実」が望まれている。
 年齢別、家族構成別のニーズに沿った医療サービスが望まれる。「自宅で安心して医療が受けられること」が高年齢層に、「休日、深夜の医療の充実」が女性の20歳代及び子育て中世代に、「相談窓口やインターネットを活用した情報提供の充実」は若年齢層に、それぞれ多くみられる。

2)  健康について
<関心>
過半数の方が「元気で活動できること」を健康としている。また、体力、食材などにも関心が高い。
<運動>
多くの方がコンスタントに歩道、道路などでウォーキングなどの運動をしている。
<健康づくり>
食生活・睡眠・ストレス解消が健康づくりの三本柱である。
<健康に関する情報>
テレビ・ラジオ、新聞・雑誌・広告などからの情報が圧倒的である。
<要望>
「健康づくり、運動・スポーツ施設、場所の充実」「健康診断、予防医療の充実」の割合が高く、それぞれ4割を超えている。
性別にみると、女性は「健康づくり、運動・スポーツ施設、場所の充実」、男性は「健康診断、予防医療の充実」が最も望まれている。また、「公園や河川の水辺、自然環境の有効活用」については男性に多く望まれ、「安全、安心な食材の提供、管理の徹底」「食・栄養に関する教育、啓発の充実」の食生活に関しては女性に多く望まれている。

3)  福祉について
<全般の満足度>
福祉や地域社会での世代間での交流,環境状況については、全体的に満足度が低い。障害者が生活しやすい環境についても同様に満足度が低い。
<高齢者福祉に関して>
 若年層では、「話をする家族や仲間」「仕事や役割がある」が多くを占め,一方、70歳以上では、男女とも「無理のない適度な運動」の割合が最も高く、若年世代と考え方の乖離が伺える。
<子育てに関して>
 「家族の協力」「子どもを安心して預けられる施設と体制の充実」が必要とする意見が最も多く、家庭での環境と公共や民間のハード・ソフト支援が求められている。
<障害者に関して>
 「障害者が活動・就労できる場の確保」が必要とする意見が最も多く、過半数を超えている。次いで「施設・道路等のバリアフリー化」「家族、地域社会や専門スタッフによる支援体制」の順に割合が高い。障害者(児)がいる家庭では「障害者が活動・就労できる場の確保」に次いで、「整備された情報が得られる総合窓口の設置」が望まれている。


■3  問題点・課題の整理
 住民アンケートの結果から、次の問題点・課題が整理できる。
 1) 年齢・世代別、家族構成別のニーズに沿った医療サービスの充実
【アンケート結果】
現在の医療体制には大きな不満はない。
病院の待ち時間に対する不満が多い。
病気や治療に対して、充分な説明や医療を受けることが望まれている。
高齢者には、自宅で医療が受けられることが求められている。
20歳代女性、子育て中世代には、休日、深夜の医療の充実が求められている。
若年世代には、情報提供の充実が求められている。
■課題 (1) 〔医療〕
年齢・世代別や家族構成別などの異なる様々なニーズに的確に応える医療サービスのさらなる充実を図る必要がある。

 2) 元気で活動を持続するためのハード、ソフトの充実
【アンケート結果】
元気でいることが健康としている。
体力、食材などに関心が高い。
食生活・睡眠・ストレス解消が健康づくりに必要とされている。
道路、歩道でのウォーキングが行われている。
健康づくり、スポーツの施設、場所の充実と健康診断、予防医療の充実が望まれている。
男性からは水辺・緑・自然環境の活用が求められている。
女性では食生活に関する要望が強い。
■課題 (2) 〔健康〕
ウォーキングなどを行う遊歩道整備やコース設定、運動施設など、健康づくりのための施設の充実を図る必要がある。
健康診断、予防医療や安全安心な食生活など、健康維持と疾病予防に関する支援の充実を図る必要がある。

 3) 子育てや障害者が安心して暮らせる支援体制の確立
【アンケート結果】
福祉や地域社会での世代間交流について、満足度が低い。
障害者が生活しやすい環境についても満足度が低い。
高齢者の生きがいや生活における役割については、高齢者と若年世代に乖離がある。
子育てに関しては、家庭での環境と公共・民間のハード・ソフトの支援が求められている。
障害者が活躍・就できる場の確保が望まれている。
■課題 (3) 〔福祉〕
子育て世代や障害者などのニーズに応える安心して暮らせるまちづくりを、家庭、公共、民間が一体となったハード、ソフトの支援体制づくりを確立していく必要がある。


■4  調査結果の分析
 アンケート調査の設問、集計結果及びその分析は次ページ以降のとおりである。
 また、分析においては、これまでに行わた「保健医療に関する意識調査〔県民アンケート調査〕(平成16年1月:群馬県)」や「21世紀における市民の健康づくり運動(平成15年9〜10月実施:伊勢崎市)」の結果との比較対照を併せて行うものとする。
《集計結果を見る上での留意事項》
 ○ 比率はすべて百分比で表し、小数点以下第2位を四捨五入して算出した。このため、百分率の合計が100%にならないことがある。
 ○ 基数となるべき実数はnとして掲載し、その比率は件数を100%として算出した。
 ○ 1人の回答者が複数回答する設問では、その比率の合計が100%を上回ることがある。

《回答者の属性》
【あなたの性別はどちらですか。】
表
  グラフ

【あなたの年齢はどれに該当しますか。】
表
  グラフ

【あなたの職業別はどれに該当しますか。】
表
  グラフ

【あなたのお住まいの地区はどこですか。】
表
  グラフ

【あなたのご家庭は次のどれに該当しますか。】(該当するものすべて)
表 グラフ


《医療について》
問1. 伊勢崎市の医療の状況について、あなたの率直な感想をお答えください。
 (1) 伊勢崎市には病院がたくさんあり、安心できる。
 (2) 病院以外にも身近に医院(診療所)があり、安心できる。
 (3) 伊勢崎市には信頼できる医師が多い。
 (4) 伊勢崎市にはほとんどの診療科目がある。
 (5) 小児医療体制には満足している。
 (6) 病院での待ち時間が気にならない。
 (7) 過度な検査、治療、薬を受けたことはない。
市内の病院・医院の数や診療科目、検査・治療・薬の内容については、過半数の人が満足している。
信頼できる医師、小児医療体制には「わからない」「無回答」が4割弱を占めている。このうち、信頼できる医師については、回答者の過半数が満足をしている。一方、小児医療体制については、あまり満足度を得られていない。
病院での待ち時間については、「気にならない」とする意見は2割未満であり、「そうは思わない」とする不満の意見が約6割を占めている。

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(1) 伊勢崎市には病院がたくさんあり、安心できる。
男性の方が市内の病院に対する満足度がやや高く、特に60歳代・70歳以上では7割を超えている。女性では50〜60歳代の満足度が高くなっている。

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(2) 病院以外にも身近に医院(診療所)があり、安心できる。
男女とも40歳代の満足度が高いが、「そう思う」の割合だけをみると、60歳代・70歳以上が高くなっている。

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(3) 伊勢崎市には信頼できる医師が多い。
男性の方が信頼できる医師の満足度がやや高く、特に30歳代と70歳以上が高くなっている。

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(4) 伊勢崎市にはほとんどの診療科目がある。
男性の方が診療科目に対する満足度がやや高い。男性20歳代で満足度が低いが、その他の年齢別では大きな差異はみられない。

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(5) 小児医療体制には満足している。
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
年齢別では、男性40歳代以下と女性30歳代以下で「どちらか言えばそう思う」の比率がやや高くなっている。

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(6) 病院での待ち時間が気にならない。
「そうは思わない」の回答は、男性で5割以上、女性で6割以上を占めている。
男性の30〜40歳代、女性の30歳代で不満足度が高くなっている。一方、男性60歳代・70歳以上では、他の年齢に比べて満足度がやや高くなっている。

グラフ

(7) 過度な検査、治療、薬を受けたことはない。
男性の方が診療科目に対する満足度がやや高い。
男性の30歳代、女性の40歳代・70歳以上では、他の年齢に比べて満足度がやや低くなっている。

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問2. 「医療」について、あなたは関心がありますか。
医療についての関心度は高く、各項目とも8割前後の人が関心を持っている。
特に関心が高い項目としては、「救急医療体制」「三大疾病予防」が挙げられ、「非常に関心がある」が過半数を超えている。

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(1) 救急医療体制について
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
男性の70歳以上と女性の50歳代では「非常に関心がある」が6割半ばを占めている。

救急医療体制についてのグラフ

(2) 小児救急医療体制について
女性の方が男性に比べて関心度が高く、20〜60歳代まで各年齢層に及んでいる。
男性も30〜60歳代で関心が高く、特に男女とも30歳代の「非常に関心がある」が6割を超え、最も高くなっている。

小児救急医療体制についてのグラフ

(3) 三大疾病(がん・心疾患・脳疾患)の予防について
「非常に関心がある」が男性では5割を超えており、やや関心が高い。
男性は各年齢層に渡り「非常に関心がある」の割合が高いが、女性は若い年齢層では関心が低くなっている。

三大疾病(がん・心疾患・脳疾患)の予防についてのグラフ

(4) 生活習慣病(糖尿病など)の予防について
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
三大疾病の予防とほぼ同様に、男性は各年齢層に渡り「非常に関心がある」の割合が高く、女性は若い年齢層では関心度が低い。

生活習慣病(糖尿病など)の予防についてのグラフ

(5) 各病院・医院に関する情報(専門科目、診療科目、受診方法等)について
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
70歳以上でやや関心が低いものの、ほぼ全年齢層に渡って関心が高い。

各病院・医院に関する情報(専門科目、診療科目、受診方法等)についてのグラフ

(6) 在宅医療(往診やかかりつけ医)の体制について
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
女性では年齢層が高くなるのに比例して関心も高い。

在宅医療(往診やかかりつけ医)の体制についてのグラフ


問3. 普段、かかりつけ医(気軽に診察してもらえる、相談できる医師)がいますか。
かかりつけ医がいる人は、過半数を占めている。
かかりつけ医がいる人は、女性がやや男性を上回っている。
年齢別では、相対的に年齢が高くなるのに比例してかかりつけ医がいる人の比率が高くなっている。

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問4. 風邪、腹痛など軽度の病気の場合、どの医療機関に行きますか。
軽い病気の場合、かかりつけの医師または近くの医院(診療所)に行く人が多い。
かかりつけの医師または近くの医院(診療所)に行く人は女性が男性を上回っている。
年齢別では、年齢が高くなるのに比例してかかりつけ医に行く人が多くなっている。20歳代の女性と30歳代の男性では病院へ行く人の割合が高くなっている。

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問5. 風邪などより重い病気、生活習慣病などの場合、あなたは医療機関に行きますか。
重い病気、生活習慣病などの場合、約8割が医療機関に行くとしている。
医療機関の行き先は、半数の人が「病院」であり、次いで「かかりつけの医師」、「近くの医院(診療所)」の順となっている。
医療機関に行かない人の理由は、「自覚症状がないから行く必要がない」「市販の薬・民間療法を試す」の順となっている。

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問6−1. 〔問5.で(1)をお答えの方に〕
その場合、どの医療機関に行きますか。
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問6−2. 〔問5.で(2)をお答えの方に〕
その理由は何ですか。
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問7. あなたが病院を選ぶときの理由は何ですか。(複数回答2つ)
病院の選択理由としては、「診療・治療が信頼できる」が6割台半ばを占め最も多い。次いで、「高度な医療や精密な検査ができる」、「自宅、仕事場から近い」の順である。
「診療・治療が信頼できる」は、特に、女性と子育て世代に多い。また、ひとり暮らしの世帯では「自宅、仕事場に近い」が病院の選択理由として最も多い。
群馬県調査では、軽い病気の場合「自宅に近い」「かかりつけ」、重い病気にかかった場合「医療設備が整っている」「いろいろな診療科目がある」が多い。

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《保健医療に関する意識調査(県民アンケート調査)》
 医療機関を選ぶのはどういう理由からですか。

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問8. 最近の生活で、診察・治療のために医療機関にかかる回数、頻度はどのくらいですか。
医療機関にかかる回数、頻度は、1ヶ月1回程度より少ない人が大半を占めている。
70歳以上の高齢者では、2週間に1回以上医療機関にかかる人の割合がやや多い。

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問9. あなたが診察・治療を受ける患者として、心がけていることがありますか。(複数回答2つ)
「自分の症状をしっかり医師に伝える」ことを心がけている人が約7割で最も多い。次いで、「医師の指示に従う」が多く、4割半ばを占めている。
「自分の症状をしっかり医師に伝える」は、各年齢層、家族構成とも最も心がけていることとなっている。

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問10. 医療について、今後、望むことは何ですか。(複数回答3つ)
「病気や治療について、充分な説明や治療を受けることができること」が最も望まれ、8割弱を占めている。次いで、「休日・深夜の医療の充実」が望まれている。
年齢別、家族構成別では、「自宅で安心して医療が受けられること」が高年齢層に、「休日、深夜の医療の充実」が女性の20歳代及び子育て中世代に、「相談窓口やインターネットを活用した情報提供の充実」は若年齢層に、それぞれ多くみられる。

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《健康について》
問11. 「健康」とは、どのようなこととお考えになりますか。(複数回答2つ)
「元気で活動できること」が最も多く、6割を超えている。次いで、「病気でないこと」「食事がおいしく食べられること」の順となっている。
「元気で活動できること」「気持ちが安定していること」では、男性に比べ女性の割合が高く、特に女性の若年層で高くなっている。
「健診の結果が良いこと」では、男女とも70歳以上で割合が高くなっている。

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問12. 「健康」について、あなたは関心がありますか。
健康についての関心度は高く、各項目とも7割以上の人が関心を持っている。
「病気の予防、健康診断」への関心が最も高く、8割台半ばを超える人が関心を持っている。

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(1) 病気の予防、健康診断について
男性に比べ、女性の方がやや関心は高い。
年齢別に大きな差はなく、各年代に渡って関心が高い。

病気の予防、健康診断についてのグラフ

(2) 体を動かすこと、体力測定について
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
70歳以上の男女では、やや関心が低い。

体を動かすこと、体力測定についてのグラフ

(3) 日常の食事、食材の安心について
男性に比べ女性の関心がやや高く、特に女性の60歳代では「非常に関心がある」が6割を超えている。

日常の食事、食材の安心についてのグラフ

(4) 体重の維持、減量について
男性に比べ、女性の方がやや関心は高い。
男女とも70歳以上は関心が低い。

体重の維持、減量についてのグラフ

(5) 睡眠・休養について
男性に比べ、女性の方がやや関心は高い。
20歳代の男女や男性の40歳代などでやや関心が高い。

睡眠・休養についてのグラフ

(6) 心の健康について
男性に比べ女性の関心が高く、特に女性の若年齢層に関心が高い。
また、男性では40歳代でやや関心が高い。

心の健康についてのグラフ

問13. 運動・スポーツを行う回数、頻度はどのくらいですか。
「特に何もしていない」が3割台半ばで、最も高い。
次いで、「週に1回程度」「週2回以上」「ほぼ毎日」の順に高い割合となっており、週1回以上運動・スポーツを行っている割合は約4割となっている。
「特に何もしていない」では女性の割合が高く、特に女性の30歳代は6割を占めている。
週1回以上の運動・スポーツを行っている人は男女とも高年齢層に多い。
いきいき伊勢崎21プランにおける健康づくりグループへのアンケートでは、60代以上で週3回以上の運動と20代、30代の女性に運動をしていない人の割合が高く、ほぼ傾向が一致している。
運動・スポーツを行う理由では「健康のため、体力維持、老化防止」が最も多い。一方、行わない理由は「忙しい、時間がない」が最も多い。

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14−1.〔問13.で(1)〜(5)をお答えの方に〕
あなたが運動・スポーツを行う理由は何ですか。(複数回答2つ)
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14−2.〔問13.で(6)〜(7)をお答えの方に〕
あなたが運動・スポーツを行わない理由は何ですか。
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問15. 〔問13.で(1)〜(5)をお答えの方に〕普段、どのようなスポーツを主に行いますか。
普段、行う運動・スポーツでは「ウォーキング」が最も多く、6割を超える人が行っている。次いで「ラジオ体操、ヨガ、ストレッチング」の割合が高く、手軽にできる運動・スポーツが行われている。

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問16. 〔問13.で(1)〜(5)をお答えの方に〕普段、どこでスポーツを主に行いますか。
運動・スポーツでは「歩道・道路」の割合が最も多く、4割弱を占めている。次いで、「公共の体育館・公民館」「公園・遊歩道」の順となっており、普段、行う運動・スポーツで「ウォーキング」「ラジオ体操、ヨガ、ストレッチング」の割合が高いことが要因と考えられる。
いきいき伊勢崎21プランにおける健康づくりグループへのアンケートでも、道路・歩道での運動の割合が高く傾向は一致するが、その割合は3割未満とやや低くなっている。

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《いきいき伊勢崎21》
 どんな場所で運動をしていますか。
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問17. 人間ドック、健康診断を毎年受けていますか。
「市で行う健康診断を受けている」割合が最も多く4割を超えている。「職場、学校の健康診断を受けている」と「その他の健康診断を受けている」と合わせて8割が人間ドック、健康診断を毎年受けている。
一方、「受けていない」の割合は1割台半ばとなっており、特に女性の20歳代の半数は受けていない状況にある。また、ひとり暮らしの世帯、障害者(児)がいる世帯でも「受けていない」の割合が高くなっている。

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問18. 健康づくりや疾病予防について、心がけていることがありますか。(複数回答3つ)
「食生活に気を付ける」「疲れをためない、睡眠を十分にとる」の割合が最も多く、それぞれ過半数を超えている。「ストレスをためない、解消する」「こまめに体を動かしたり、極力歩くようにしている」がこれに次いで、それぞれ3割を超えている。

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問19. 健康に関する情報は主に何から得ていますか。(複数回答2つ)
「テレビ・ラジオ」の割合が最も多く、約8割を占めている。次いで、「新聞・雑誌・広告」が過半数を超え、ほとんどの情報はこれらから得られている。

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問20. 食生活について、健康のために気をつけていることがありますか。(複数回答2つ)
「1日3回の食事をきちんと食べる」の割合が最も多く、約6割を占めている。次いで、「栄養が偏らないように配慮する」「食べすぎないようにする」「手づくりの食事をとる」の順となっており、いずれも2〜3割台となっている。
性別にみると、「1日3回の食事をきちんと食べる」「食べすぎないようにする」では男性が、「栄養が偏らないように配慮する」「手づくりの食事をとる」では女性がやや高い。

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問21. 健康づくりについて、今後、望むことは何ですか。(複数回答3つ)
「健康づくり、運動・スポーツ施設、場所の充実」「健康診断、予防医療の充実」の割合が高く、それぞれ4割を超えている。
次いで、「安全、安心な食材の提供、管理の徹底」「公園や河川の水辺、自然環境の有効活用」「ウォーキング・サイクリングコースの整備」「食・栄養に関する教育、啓発の充実」の順に割合が高く、自然環境との共生や食生活の改善などに対する意識が伺える。
性別にみると、女性は「健康づくり、運動・スポーツ施設、場所の充実」、男性は「健康診断、予防医療の充実」が最も望まれている。また、「公園や河川の水辺、自然環境の有効活用」については男性に多く望まれ、「安全、安心な食材の提供、管理の徹底」「食・栄養に関する教育、啓発の充実」の食生活に関しては女性に多く望まれている。

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《福祉について》
問22. 福祉や地域社会の状況について、あなたの率直な感想をお答えください。
 (1) 地域に世代を超えた交流がある。
 (2) 高齢者や障害者が生活しやすい環境が整っている。
 (3) 子ども達がのびのびと明るく育つ環境が整っている。
 (4) 子育て支援の環境が整っている。
 (5) ボランティアの活動が盛んに行われている。
福祉や地域社会の状況については、各項目とも「そう思う」が1割未満、「どちらかと言えばそう思う」が1割台であり、全体的に満足度は低い状況にある。
高齢者・障害者が生活しやすい環境については、「そうは思わない」「どちらかと言えばそうは思わない」の不充分とする意見が6割を超えている。まや、その他の各項目とも不充分とする意見が5割前後を占めている。

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(1) 地域に世代を超えた交流がある。
地域の交流に対する満足度は、女性の40歳代以上でやや高くなっている。

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(2) 病院以外にも身近に医院(診療所)があり、安心できる。
男性70歳以上、女性60歳代で満足度はやや高い。一方で、男女とも30〜50歳代では、不満足とする意見が多い。

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(3) 子ども達がのびのびと明るく育つ環境が整っている。
子ども達の育つ環境については、女性の30歳代、男性の50歳代で「どちらかと言えばそう思う」の割合が高い。

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(4) 子育て支援の環境が整っている。
子育て支援の環境については男性の方がやや不満足とする意見が多い。
男女とも40歳代の不満足とする意見が最も多く、特に、男性の40歳代では8割を占めている。

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(5) ボランティアの活動が盛んに行われている。
男女ともにほぼ同様の比率で、差異はない。
女性の60歳代、男性の70歳以上では比較的満足度が高い。

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問23. 「福祉」について、あなたは関心がありますか。
福祉についての関心度は高く、各項目とも関心を持っている人が6割を超えている。
特に関心が高い項目としては、「高齢者福祉」であり、「非常に関心がある」「どちらかと言えば関心がある」が8割弱となっている。

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(1) 高齢者福祉について
「非常に関心がある」は男性の方が高いが、「どちらかと言えば関心がある」を加えた関心のある人は女性の方が高くなっている。
男女とも、年齢層が高くなるに従って関心も高くなっている。

高齢者福祉についてのグラフ

(2) 障害者福祉について
高齢者福祉とほぼ同様に、「非常に関心がある」は男性、「どちらかと言えば関心がある」を加えた関心のある人は女性の方が高くなっている。
男性の20歳代及び女性の70歳以上では関心が低い。

障害者福祉についてのグラフ

(3) 児童福祉について
高齢者福祉とほぼ同様に、「非常に関心がある」は男性、「どちらかと言えば関心がある」を加えた関心のある人は女性の方が高くなっている。

児童福祉についてのグラフ

(4) 子育て支援について
男性に比べ女性の関心が高く、女性の20歳代、30歳代の関心のある人が多い。
男性の30歳代でも「非常に関心がある」が半数を超えており、また男女とも20歳代、40歳代に関心のある人が多い。

子育て支援についてのグラフ

問24. 現在、ボランティア活動へ参加していますか、または今後、参加する意識はありますか。
現在、ボランティア活動を行っている人は1割程度である。男性の50歳代、女性の60歳代に多い。
今後、ボランティア活動に参加したいと考えている人は3割台半ばであり、その中で、高齢者福祉の活動を行いたいとする人が多い。特に、男性の60歳代、女性の50〜60歳代に高齢者福祉の活動を行いたい人が多い。また、女性の30〜40歳代には子育て支援の行いたいとする割合が高い。
一方、「特に、ボランティア活動を行う考えはない」の割合は4割を超えており、性別にみると男性の方が割合が高い。

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問25. 今後、高齢者が生きがいを持ち、健康に過ごすために何が必要だとお考えになりますか。(複数回答2つ)
「話をする家族や仲間」が必要とする意見が最も多く、6割を占めている。次いで、「仕事や役割がある」が5割を超えている。
「話をする家族や仲間」では、男女とも30歳代が最も高く8割強を占めている。「仕事や役割がある」は、男性の20歳代、女性の30歳代で約8割となっている。一方、70歳以上では、男女とも「無理のない適度な運動」の割合が最も高く、若年世代と考え方の乖離が伺える。

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問26. 今後、安心して子育てができる環境づくりに何が必要だとお考えになりますか。(複数回答2つ)
「家族の協力」「子どもを安心して預けられる施設と体制の充実」が必要とする意見が最も多く、家庭での環境と公共や民間のハード・ソフト支援が求められている。次いで、「安心して遊べる自然環境の整備」「安心して子育てができる職場環境」「小児医療体制の整備」の順に割合が高い。
「家族の協力」では、男女の70歳以上など高年齢層の割合が高い。「子どもを安心して預けられる施設と体制の充実」では女性の割合がやや高く、20〜60歳代の各世代において割合が比較的高い。「安心して遊べる自然環境の整備」では男性の割合がやや高く、特に、40〜50歳代で割合は高い。

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問27. 今後、障害者が生活しやすい環境づくりに何が必要だとお考えになりますか。(複数回答2つ)
「障害者が活動・就労できる場の確保」が必要とする意見が最も多く、過半数を超えている。次いで「施設・道路等のバリアフリー化」「家族、地域社会や専門スタッフによる支援体制」の順に割合が高い。
「施設・道路等のバリアフリー化」では、男女とも比較的若年層において割合が高い。また、「家族、地域社会や専門スタッフによる支援体制」では、男性の60歳代、70歳以上、女性の30〜60歳代などで必要とする意見が多い。

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