2. 伊勢崎市の現状と課題
(2) 人口
(2) 基礎的資料

<概要>
 伊勢崎市の人口は増加傾向にあり、群馬県内でも屈指の人口増加が持続する地域である。
子どもが増えている一方で、高齢化も緩やかに進んでいる。また、就業者は、サービス業の従事者が増加している。
■1  動向
 ○ 人口は20万人を超え、増加傾向にある。世帯数も増加傾向にあり、その増加率は人口を上回っている。世帯当たり人員は減少し、核家族化が進行している。
 ○ 人口増加に伴って、各年齢階層人口は増加しているが、構成比では年少人口、生産年齢人口は微減傾向、老年人口は増加傾向にある。
 ○ 産業別人口では第3次が増加傾向にあり、構成比が50%を超えている。第1次・第2次は減少している。
図表  人口・世帯数の推移
図表 人口・世帯数の推移
 (出典: 平成2〜12年国勢調査、平成15年群馬県移動人口調査)
図表 人口・世帯数の推移
図表  年齢階層別人口・構成比の推移
図表 年齢階層別人口・構成比の推移
 (出典:国勢調査)
図表 年齢階層別人口・構成比の推移
図表  産業別人口・構成比の推移
図表 産業別人口・構成比の推移
 (出典:国勢調査)
図表 産業別人口・構成比の推移

■2  比較・分析
 県内において伊勢崎市は、前橋市、高崎市に次ぎ第3位の人口であり、また、県や主要都市と比較しても人口増加率が高い状況となっている。暮らしやすい気候・地勢、良好な交通条件と就労条件、土地区画整理事業による計画的な宅地供給などが要因として考えられる。
 平成12年における伊勢崎市の年少人口の構成比は16.1%であり、県及び主要都市と比べて最も高い比率である。また老年人口の構成比は、県平均を下回り太田市に次いで低い比率である。「子どもも多いが、高齢化も緩やかに進んでいる」のが伊勢崎市の特徴である。
 また、伊勢崎市、太田市には外国人の居住者も多く生活している。
 産業人口では、県平均と比べて第2次産業人口の構成比が高く、第1次及び第3次産業人口の構成比は低い。主要都市と比べて、第1次産業人口の構成比は前橋市に次いで高い比率であり、第3次産業人口の構成比は太田市に次いで低い比率となっている。

   県・伊勢崎市及び主要都市の人口推計
表 県・伊勢崎市及び主要都市の人口推計

 県・伊勢崎市及び主要都市の人口増減率の推計

(出典: 平成2〜12年国勢調査、平成15年群馬県移動人口調査)

人口増減率は平成2年を1.00とした時の比率を示す。
図 県・伊勢崎市及び主要都市の人口増減率の推計
図表  県・伊勢崎市及び主要都市の年齢階層別人口・構成比(平成12年)
図表 県・伊勢崎市及び主要都市の年齢階層別人口・構成比(平成12年)
 (出典:国勢調査)
図表 県・伊勢崎市及び主要都市の年齢階層別人口・構成比(平成12年)
図表  県・伊勢崎市及び主要都市の産業別人口・構成比(平成12年)
図表 県・伊勢崎市及び主要都市の産業別人口・構成比(平成12年)
 (出典:国勢調査)
図表 県・伊勢崎市及び主要都市の産業別人口・構成比(平成12年)

■3  課題のまとめ
市の人口は増加傾向にある。
年少人口は増加しているが、構成比は減少している。
県、周辺に比べ緩やかではあるが高齢化が進展している。
我が国全体において、人口減少が予測されている。
【課題(1)】 今後の人口増加と少子高齢化に備え、健康づくり・医療・福祉の施設整備や受け入れ体制づくりを行う必要がある。
年少人口は増加傾向にある。
世帯当たり人員は減少し、今後も核家族化の進展が予測される。
【課題(2)】 核家族化の進展に対応した、児童福祉、子育て支援の体制づくりを検討する必要がある。
伊勢崎市及び隣接する太田市には多くの外国人が居住している。
【課題(3)】 伊勢崎市に暮らしている多くの外国人に配慮した健康・医療・福祉のまちづくりを検討する必要がある。

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