○ | 「都道府県明るい長寿社会づくり推進機構」の活動促進について 今後高齢化が一層進む中、高齢者の8割強は介護を必要としない高齢者であり、このような高齢者が、自分の能力を活かし地域社会に積極的に参加することは、より自分らしく生きがいのある充実した人生を送ることにつながる。 介護予防という観点においても、社会参加、社会貢献、就労、生きがいづくり、健康づくりなどの活動を社会全体の取組として積極的に行われることが必要である。 明るい長寿社会づくり推進機構(以下「推進機構」という。)は、高齢者の価値観の多様化やサラリーマンOBが増加する中、明るい活力ある長寿社会の実現に向けて、社会活動の振興のための指導者等を養成し(人づくり)、推進機構を中心に各関係組織が連携し、地域で活躍している方々が互いにノウハウを交換しあい(組織づくり)、その雰囲気を持続させる(気運づくり)ため設立されたものであり、今後とも効果的、効率的な運営のもとに推進機構がその役割を果たすことが必要と考えている。 都道府県におかれては、推進機構の役割の重要性に鑑み、推進機構に対し、高齢者に関連する多くの関係団体・機関との緊密な連携が図れるようご配意いただくとともに、積極的な活用及び支援に努められるよう特段のご配慮をお願いしたい。 |
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○ | 老人クラブについて 昭和38年に施行された老人福祉法の制定により、老人クラブの名が刻まれ、40周年を迎えたところである。この40年の間、高齢者を取り巻く様々な環境は大きく変化する中、老人クラブは、当時3万6千カ所あったクラブは13万1千カ所に増え、230万人であった会員数は、850万人を超え我が国最大の高齢者組織となった。また、その活動は、今日の日本の高齢者福祉を語る上で、欠くことのできないものとなっている。 老人クラブは、その活動指針である「老人クラブ21世紀プラン」に基づき、「健康、友愛、奉仕」の「全国三大運動」とともに、地域を豊かにする活動等をそれぞれの地域において推進しており、活力ある高齢社会を構築するうえで、大きな役割が期待されるものである。 老人クラブ活動については、高齢者の生きがい及び健康づくりを進め、介護予防を図る観点からも、厚生労働省としても、引き続き支援していくこととしている。 各都道府県・指定都市におかれては、各都道府県・指定都市老人クラブ連合会とも十分な連携を図り、地域社会の担い手としての視点からも老人クラブの活動に対して一層のご配慮をお願いしたい。 また、健康づくりに特化した「市町村老人クラブが行う健康づくり事業」及び「都道府県・指定都市老人クラブ連合会が行う健康づくり支援事業」については、保健師等の活用により、より効果的な事業が行えるようご配慮願いたい。 |
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○ | 全国健康福祉祭(ねんりんピック)の開催について 高齢者を中心とする国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚等を図り、ふれあいと活力ある長寿社会の形成に寄与することを目的として開催している全国健康福祉祭を、平成16年度は群馬県において開催することとしている。 本大会の趣旨である高齢者の社会参加及び地域間、世代間の交流を積極的に推進するため、都道府県明るい長寿社会づくり推進機構等とも十分な連携を図りながら、参加者の裾野を広げるよう努められるとともに、本大会に対する選手等の派遣など十分な参加体制が確立されるようご配慮願いたい。 また、各地方自治体においても、地域の実情に応じた地方版ねんりんピックの開催など、引き続き、健康・生きがいづくりに対する積極的な取組についてもご配慮をお願いしたい。
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