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別添5

日本版デュアルシステムの導入(16年度予算案概要)
(予算額合計75億円、訓練計画数約4万人)


 ○ 中央に産学官の関係者からなる日本版デュアルシステム推進のための協議会を設置し、関係者間の連携、導入・普及方針の協議を行うとともに、協議会の成果を踏まえ、日本版デュアルシステムを公共訓練・民間訓練の両部門において実施する。
 ○ また、日本版デュアルシステムの実施にあたっては、企業実習と教育訓練を行う主体間をつなぐコーディネーター、キャリア形成促進助成金・認定職業訓練助成事業費補助金等を活用する。


(1)日本版デュアルシステム協議会の設置
 日本版デュアルシステム協議会を設置し、導入・普及方針等についての協議を行う。

(2)日本版デュアルシステムの普及
 日本版デュアルシステムの普及に適した分野・職種に係る調査を実施した上で、標準カリキュラムを作成し、モデル的に実施する。

(3)公共職業訓練を活用した日本版デュアルシステムの実施
 公共職業訓練を活用した日本版デュアルシステム型訓練を実施する。その際、受講者に対し訓練費用の貸付の支援を行う。(1)専門課程活用型(期間:2年半程度)、(2)普通課程活用型(期間:1年半程度)、(3)委託訓練活用型(期間:5〜6カ月程度)を実施する。

(4)日本版デュアルシステム・コーディネート事業の実施
 日本版デュアルシステムを推進に係るモデル地域(10都道府県程度)に、日本版デュアルシステム・コーディネーターを配置し、専修学校等と受入企業の間の調整等を行うことによって、学校と企業との連携による日本版デュアルシステムの導入を促進する。

(5)キャリア形成促進助成金による日本版デュアルシステムの導入促進
 学卒未就職者等を雇用し、日本版デュアルシステムを導入して訓練を行う事業主に対して、準備経費を支給するとともに、訓練経費・賃金助成の助成率の引き上げを行う。

(6)認定職業訓練校を活用した日本版デュアルシステムを促進するための措置の実施
 認定職業訓練を実施する中小企業以外の中小企業等に雇用された学卒未就職者等に対して、認定職業訓練校において日本版デュアルシステムによる認定職業訓練を行う場合には、当該認定職業訓練校の運営費補助に係る要件(※)を緩和する。
※補助要件…訓練生総数の2/3以上が当該認定職業訓練を行う中小企業等に雇用されていること。


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