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石綿対策について


石綿の用途、有害性

 石綿は不燃性、耐摩耗性等の優れた性質を有しており、建材をはじめとした様々な用途の製品に使用されてきました。しかし、石綿粉じんを吸入することにより、主に石綿肺、肺がん、悪性中皮腫のような健康障害を生じるおそれがあります。

現行の石綿対策

 そこで、平成7年に石綿のうち特に発がん性の強いアモサイト及びクロシドライトについてはそれ以外の石綿への代替が可能であるということで製造等を禁止し、他の石綿については代替化が困難であったことから、特定化学物質等障害予防規則によりばく露防止対策を義務付けるなど管理の徹底を図ってきました。

現在の取り組み

 しかし、近年これらの石綿を含有する製品についても代替品の開発が進んできていること等を踏まえ、「石綿の代替化等検討委員会」において国民の安全等の観点から代替化が可能であるとされた製品について、労働安全衛生法施行令を改正して、その製造、輸入、譲渡、提供、使用を禁止する予定です。


製造等を禁止する石綿含有製品としては、以下のものを予定しています。
 石綿セメント円筒  6 クラッチフェーシング
 押出成形セメント板  7 クラッチライニング
 住宅屋根用化粧スレート  8 ブレーキパッド
 繊維強化セメント板  9 ブレーキライニング
 窯業系サイディング  10 接着剤


 また、今回の改正で製造等の禁止を予定していない製品については、その代替化について関係事業者の取組を促進することとしています。

(参考)パブリック・コメント(回答)


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