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過重労働による健康障害を防止するために

 過重労働による脳・心臓疾患の発症は、本人やその家族はもちろん、企業にとっても重大な問題であり、社会的にも「過労死」等として大きな問題となっています。
 近年の医学的研究によりますと、時間外労働時間が長くなるほど、健康障害のリスクが徐々に高くなるとされています。

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 このため厚生労働省は、平成14年2月に「過重労働による健康障害防止のための総合対策」を策定し、労働者に一定以上の時間外労働を行わせた場合などに、事業者が講ずべき3つの措置を掲げています。
 1 時間外労働の削減
 2 年次有給休暇の取得促進
 3 労働者の健康管理に係る措置の徹底(産業医などによる助言・指導を受けるなど)
 また、事業者が措置を講じるだけではなく、労働者の方々も、厚生労働省のホームページで公開している「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」を活用して、自らの疲労度を把握し、積極的な健康管理を行うとともに、必要に応じて産業医や管理監督者に相談するなど、健康障害の防止に努めてください。


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