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平成15年度国際医療協力研究委託費の公募課題等の公告

 国際医療協力に関する研究の向上を図り、もって国際医療協力の効果的かつ効率的な推進に資することを目的として、平成15年度における国際医療協力研究委託費の交付の対象となる公募課題及びその申請に関する事項を次のとおり定める。

  平成15年3月14日

国立国際医療センター総長 矢崎 義雄

1.研究者を公募する課題は次のとおりとする。

課題番号 研究課題 研究目的
15公−1 保健医療協力プロジェクトの持続可能性に関する学際的研究  保健医療協力プロジェクトの持続可能性を検証し、効果的な開発手法を確立することを目的として、過去の開発協力について保健医療のみならず社会学、人類学、心理学、経済学等の学際的観点から追跡調査を行い、開発手法の改善及び今後の技術協力のあり方に関する研究を行う。
15公−2 開発途上国への内視鏡技術移転及びその精度管理手法開発に関する研究  開発途上国において消化器疾患に対する診療技術の飛躍的進歩に資することを目的として、内視鏡による診療技術や精度管理の適正な技術移転の方法を確立するとともに、近年重要性が高まっているヘリコバクターピロリ菌等の感染率、胃粘膜の特徴を明らかにし、「胃粘膜の世界地図」作成に関する研究を行う。
15公−3 開発途上国におけるHIV感染者に対する多剤併用(HARRT)療法の薬剤感受性試験及びモニタリングシステム構築に関する研究  多剤併用(HARRT)療法の鍵を握る薬剤であるHIV-1プロテアーゼ阻害剤のサブタイプAないしA/G組み換え型を持つHIV感染者への治療薬としての有効性を検証し、サブタイプAないしA/G組み換え型のHIV感染者を多く持つ開発途上国にも多剤併用(HARRT)療法が導入できることを明らかにすることを目的として、HIV感染者に対する多剤併用(HARRT)療法の薬剤感受性試験及びモニタリングシステム構築に関する研究を行う。
15公−4 技術協力を通じた開発途上国のハンセン病対策向上に関する研究  公衆衛生及び福祉の観点から、ハンセン病が未だ重要疾患となっている開発途上国において、その早期発見・早期治療及び予防に資することを目的として、簡易で精度の高い診断方法の開発、後遺症の予防、リハビリテーション、効果的な広報活動等の技術協力のあり方に関する研究を行う。
15公−5 薬剤耐性化が進む国際的に重要な感染症の予防・治療のためのワクチン及び化学療法薬開発とその応用に関する研究  エイズ、結核、マラリア等の国際的に重要な感染症の多くが薬剤耐性化に直面している問題を解決することを目的として、これらの感染症が問題となっている開発途上国の研究機関と連携し、新しいワクチン及び化学療法薬開発とその応用に関する研究を行う。
15公−6 開発途上国におけるDOTS(直接監視下治療法)をモデルとしたプライマリヘルスケア体制の確立に関する研究  開発途上国におけるプライマリへルスケア体制の確立を目的として、結核対策におけるDOTS(直接監視下治療法)をモデルとし、その成功地域等を比較検討調査することによって、開発途上国の公衆衛生向上へ広く応用できる手法開発に関する研究を行う。

2.申請を行おうとする者は、返信用封筒(大きさ24.0cm以上×33.2cm以上で、あて名を明記の上、470円分の切手を添えたもの)を同封の上、速やかに下記あて申請用紙を請求すること。

なお、申請用紙については、下記にも掲載している。
国立国際医療センターホームページ【http://www..imcj.go.jp

3.公募課題に係る国際医療協力研究委託事業申請書の提出期限は、平成15年4月11日とする。

4.
申請書提出先  〒162-8655
   東京都新宿区戸山1丁目21番1号
   国立国際医療センター国際医療協力局計画課
   電話 03(3202)7181(内線2708)


問い合わせ先
厚生労働省健康局国立病院部政策医療課
政策医療第一係
TEL:03-5253-1111(内線2631)


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