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2017年6月12日 技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議(第11回) 議事要旨

職業能力開発局海外協力課

○日時

平成29年6月12日(月)10:00~12:00
東京都千代田区霞が関1-2-2


○場所

厚生労働省専用第14会議室


○出席者

天野委員、大迫委員、岡野委員、岡本委員、黒田委員、椎根委員、下村委員、高野委員
厚生労働省職業能力開発局海外協力課、能力評価課、法務省入国管理局入国在留課、外務省領事局外国人課、公益財団法人国際研修協力機構、中央職業能力開発協会
(築炉職種関係)日本築炉協会
(缶詰巻締職種関係)公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会
(溶接職種関係)一般社団法人日本溶接協会
(牛豚肉処理加工業職種関係)公益社団法人全国食肉学校

○議題

1 築炉職種について
2 技能実習評価試験職種について
3 その他

○議事

1 報告事項
 たて編ニット生地製造職種(たて編ニッチ生地製造作業)の審査基準について、事務局から、前回専門家会議における指摘を受けて追記した必須業務の記載について報告が行われ、本会議として了承された。

2 築炉職種(築炉作業)について
 ○ 技能検定職種の築炉職種(築炉作業)を技能実習の2号移行対象職種とすることについて、試験実施者(日本築炉協会)から前回議論での主な指摘事項への対応について、以下の説明があった。
 ・ 審査基準における使用する機械、設備、器工具等を各号で分けるべきとの指摘について、技能実習2号で使用するものに下線を引いて区別した旨の説明があった。
 ・ 事業場の規模にかかわらず、最低限の安全衛生基準を設定することの必要性について、必須業務として記載された安全衛生業務の8項目はいずれの事業場規模においても重要であるが、特に、小規模事業場においては、雇入時等の安全衛生教育の実施等、作業開始前の安全作業の確認を重点として、安全作業ミーティング、危険予知活動による安全作業の確保推進の2点を徹底することが重要と考えており、業界として、会員事業場への周知・指導を徹底したいとの説明があった。
 ・ 具体的な試験基準について、事務局より、実技試験及び採点基準の説明があった。
 ○ 主に以下の点に関し、質疑があった。
 ・ 試行試験の結果について質問があり、実施結果及び実施結果を受けて試験問題の調整を行った旨、説明があった。
 ○ 検討の結果、次回以降、技能検定試験の試験基準、細目が確定したことを確認することとし、それをもって、本会議として当該職種の2号移行対象職種への追加を了承することとされた。

3 技能実習評価試験職種について
(1) 缶詰巻締職種について
 ○ 缶詰巻締職種(缶詰巻締)に係る上級試験及び3号審査基準の整備について、試験実施者及び事務局による試験内容等に関する説明の後、主に以下の点に関し質疑が行われた。
 ・ 関連業務について、缶の製作の作業が入っている趣旨について質問があり、試験実施者より、缶詰用空缶を製造しているメーカーが技能実習生を受け入れた場合に行う業務であるとの説明があった。
 ・ 缶詰巻締作業と缶の製作の作業との技能の関係や、缶の製作の作業を関連業務から除外した場合の業界への影響等について質問があり、事務局より、過去の経緯や実態等について整理したい旨回答があった。
 ○ 当該職種については、次回以降、引き続き議論することとなった。

(2) 溶接職種について
 ○ 溶接職種(手溶接、半自動溶接)に係る上級試験及び3号審査基準の整備について、試験実施者及び事務局による試験内容等に関する説明の後、主に以下の点に関し質疑が行われた。
 ・ JIS検定との比較について質問があり、溶接姿勢の設定について共通している旨の回答があった。
 ・ 技能レベルについて質問があり、試験実施機関より与えられた図面と材料で適切に溶接ができればよい旨の回答があった。
 ・ 溶接姿勢について、2号では、下向きに加えて、立て向き、横向き、上向き、水平の4つのうち1つ以上行う、とあるが、どの姿勢を取得する者が多いのかとの質問があり、業種で使う姿勢が分かれており、業種に応じて選択する旨の回答があった。
 ・ 安全衛生業務に関する質問があり、必要な特別教育を実習前に取得することとの回答があった。
 ○ 検討の結果、本会議として当該職種・作業の上級試験及び第3号審査基準の整備について了承された。

(3) 牛豚肉処理加工業職種について
 ○ 牛豚肉処理加工業職種(牛豚部分肉製造作業)に係る上級試験及び3号審査基準の整備について、試験実施者及びによる試験内容等に関する説明の後、主に以下の点に関し質疑が行われた。
 ・ 安全衛生管理に関する必須業務、試験内容について、充実すべき項目についての指摘があり、修正する旨の回答があった。
 ○  検討の結果、本会議として、修正項目の確認を座長一任とし、本会議として当該職種の上級試験及び第3号審査基準の整備について了承された。


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