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2016年5月30日 第7回保健医療分野におけるICT活用推進懇談会 議事要旨

政策統括官付(社会保障担当) 情報政策担当参事官室 大臣官房厚生科学課

○日時

平成28年5月30日(月)14:00~16:00


○場所

中央合同庁舎5号館 専用第14会議室


○出席者

森田朗 (構成員) 大山永昭 (構成員) 小黒一正 (構成員)
宮田裕章 (構成員) 武藤真祐 (構成員) 矢作尚久 (構成員)
事務局 (厚生労働省) オブザーバー (内閣官房)

○議題

意見交換/その他

○議事

EBMは、これまで、個人の医師がエビデンスを自分の中に蓄積して、目の前の患者さんに対して最善の治療をするというものだったが、大病院でもなかなか難しい状況だった。

今後、ビッグデータの活用の中で正しい情報を集め、アルゴリズムでサポートしていけば、個別の患者さんに対して最善の治療を提案できるようになる。

-これまでのデータベースは、自分のところにデータをいかに効果的に集め、格納していくかが主眼だった。そうするとデータは閉じてしまうので、患者さんや社会に情報をオープンにしていかないといけない。

-糖尿病の重症化予防など、行政やアカデミアではなかなか答えを出しきれない。運動や食事など、個々人のスタイルに合わせた魅力的な生活をする中で、自然と健康になることが望ましいが、民間の知恵を活かしていくべき。

ICTの活用で、時間・空間の概念が変わる。例えば病理検査・病理診断は、クラウドにデータを上げることで、空いている病理医が対応するなど、効果的な運用が可能となる。

-データの収集・利活用は、まずは進んで取り組んでいる集団と連携しながら、好事例をつくっていく。その上で、ある程度広がっていけば、少し強めの施策を講じることができるのではないか。すぐには全てで実施できないので、ステップ論が必要。

-疾病になったときからの情報だけでなく、日常の一般的な健康管理の情報も必要。広く国民の健康管理に資するような仕組みを提言することもしていくべき。

-データの入力を自動化して、入力の業務がなくとも正確な情報が取れる仕組みなどのイノベーションも、ICTの活用につながっていくのではないか。

-データを収集してつないでいく場合、データの保存の主体をどうするかという点も考えていくべき。

    -災害や本人の意識が不明のケースを考えれば、最低限の情報として、例えばカルテにおけるサマリーを蓄積していくことが考えられる。それを国がしっかり管理
     するということも考えられるのではないか。


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