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2015年1月15日 平成26年度第2回水道水質検査法検討会議事要旨
健康局水道課
○日時
平成27年1月15日(火)13:00~16:00
○場所
厚生労働省専用第20会議室
(東京都千代田区霞が関1-2-2)
○出席者
委員
浅見 真理 | 安藤 正典 | 五十嵐 良明 | 川元 達彦 | 小林 憲弘 |
笹山 弘 | 鈴木俊也 | 中村 栄子 | 中村 弘揮 | 林 幸範 |
水田 裕進 | 宮田 雅典 |
オブザーバー
久保田 領志 (国立医薬品食品衛生研究所) |
○議題
(1)検査方法告示等の改正について
(2)農薬類の検査法について
(3)提案検査法について
(4)その他
○議事
(1)検査方法告示等の改正について
◎今年度の告示等改正について
・
「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法(以下、検査方法告示)」、「資機材等の材質に関する試験」及び「給水装置の構造及び材質の基準に係る試験」について、フェノール類に係る検査方法に「固相抽出—高速液体クロマトグラフ—質量分析法」を追加すること並びに検査方法告示において標準原液についてトレーサビリティが確保されたものの使用を認めることについて、平成
26
年
11
月
26
日から
12
月
26
日まで意見募集を行った結果、5件の意見が寄せられた。回答について事務局案が示され、了承された。今後、これらの告示及び関連する通知を改正することについて了承された。
◎検査方法告示における市販の混合標準原液の使用に関する改正について
・国立医薬品食品衛生研究所より、
トレーサビリティが確保された
混合
標準原液について、使用できるよう検査方法告示を改正する案が示され、方向性について了承された。
(2)農薬類の検査法について
◎農薬類の分析法とバリデーション結果について
・ 国立医薬品食品衛生研究所より、 対象農薬リスト掲載農薬類のうち標準検査法が定められていない9農薬(カルタップ、グルホシネート、ジチオカルバメート系農薬、ダゾメット、パラコート、ピラクロニル、フェリムゾン、プロチオホス、メタム(カーバム))の 検査法について、複数機関でバリデーションを実施した結果が説明された。ジチオカルバメート系農薬を除く8種類については、良好な結果が得られたことから、今後、標準検査法として設定することが了承された。ジチオカルバメート系農薬については、過半数の機関で良好な結果を得ることができなかったが、目標値に適合しているかどうかを評価するためには、有用な検査法であると考えられるため、参考法として通知することが了承された。
(3)提案検査法について
◎これまでの提案検査法の審議
について
・
事務局より、これまでの提案検査法についての審査状況が説明された。今後、事務局において、これまでの審査状況について、再度精査し、委員に照会することとなった。
◎新規検査法について(ホルムアルデヒド誘導体化
-LC/MS(/MS)
法)
・現行のホルムアルデヒド検査方法「溶媒抽出
-
誘導体化
-
ガスクロマトグラフ
-
質量分析法告示(別表第
19
)
」では、分析に時間を要する。突発的な水質汚染事故発生時に迅速な対応を取るため、国立医薬品食品衛生研究所及び東京都健康安全研究センターより、分析時間の短い誘導体化
-LC/MS(/MS)
法の検討結果が説明され、標準検査法としての設定の可否を判断するため、複数機関でのバリデーションを実施することとなった。また、検出器は、
MS
のみでなく、
UV
も併せて検討することとなった。
(4)その他
◎
検量線の妥当性及び検水の濃度範囲について
・
標準検査法に示す検水の濃度範囲のあり方を検討するためにも、検量線の妥当性を確認する方法を確立する必要があり、引き続き検討を進めることとなった。
◎
試料、標準原液、標準液等の保存条件の明確化について
・
水質試験に使用する試薬・標準品の純度・グレードについて、検査方法告示改正に向け今後検討するとともに、試料や試薬の保存性について必要な知見の収集に努め、保存条件について要改正事項を整理することとなった。
<照会先>
健康局水道課水道水質管理室
電話: | 03-5253-1111(内線4032・4034) |
FAX: | 03-3503-7963 |
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