プレスリリース |
平成 17年6月15日 厚生労働省医薬食品局食品安全部 南 監視安全課長 担当:道野、横田 (内線2455) |
中国産中間種苗由来養殖カンパチ等のアニサキス対策について
1. | 先般、農林水産省より、関係県からの情報として、昨年秋以降中国から輸入したカンパチ及びイサキの中国産中間種苗(注)を国内で養殖していたものを調査したところ、アニサキス幼虫の寄生が高頻度に認められたとの連絡がありました。 このため、(1)寄生の頻度が高く、一部魚肉中からも寄生虫が検出されたこと、(2)通常生食用として販売されること、(3)カンパチやイサキにアニサキス幼虫が高頻度に寄生することが一般的に認識されていないことにかんがみ、今般、農林水産省と協力して、都道府県等の監督下で、関係養殖業者や加工業者に対し、当該中国産中間種苗に由来する養殖魚に限り、出荷に際して凍結などアニサキスが死滅する処理を行うよう指導することとしました。 なお、今回問題となっているのは、中国産中間種苗由来養殖カンパチ及びイサキの一部であり、養殖カンパチ及びイサキ一般を対象としたものではありません。 従って、魚介類等は一般に人の健康に有益であり、今回の内容が魚介類等の摂食の減少につながらないよう正確な理解をお願いします。
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2. | 指導の対象となるカンパチは国内生産尾数の約1割であり、これらのカンパチを冷凍(−20℃以下で24時間以上)することにより、アニサキス幼虫は死滅します。
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