インターネット等で購入した未承認医薬品等・健康食品(医薬品成分含む)の健康被害情報

健康食品(医薬品成分含有事例を含む)の健康被害情報

報告年度:令和4年度
No.1
製品名:Detoxeret Jelly
健康被害報告の概要
   ・ 日本国内でネット経由で販売されていた「Detoxeret Jelly」と称される無承認無許可医薬品を摂取した6名の住民から健康被害(➀動悸、口渇、頭
  痛、めまい等、➁頭痛、動悸、ほてり、吐き気等、➂症状未公表、➃めまい、立ち眩み、息苦しさ、口渇等、➄ほてり、動悸、口渇、めまい等、➅アレ
  ルギー症状)の報告があった(➀兵庫県西宮市、➁千葉県千葉市、➂千葉県、➃福岡県北九州市、➄宮城県、➅宮崎県)。
   ・ 製品から医薬品成分であるシブトラミンが検出された。 
 
 ○ 厚生労働省発表資料(医薬品成分を含有する製品による健康被害(疑い)の発生について)(令和4月6月7日)
   https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26097.html
      (➀兵庫県西宮市、➁千葉県千葉市 発表資料)
 
 ○ 厚生労働省発表資料(医薬品成分を含有する製品による健康被害(疑い)の発生について)(令和4月6月15日)
   https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26252.html
  (➂千葉県 発表資料)

 ○  北九州市発表資料(医薬品成分を含有する製品の発見について)(令和4月6月22日)
        ➃福岡県北九州市 発表資料[435KB]

 ○  宮城県発表資料(医薬品成分を含有する製品による健康被害(疑い)の発生について)(令和4月6月27日)
        ➄宮城県 発表資料[573KB]

 ○  宮崎県発表資料(医薬品成分を含有する製品の発見について)(令和4月6月28日)
   ➅宮崎県発表資料[559KB]
  ※健康被害が生じた住民はDETOXERET Chokolade も摂取(No.2のDetoxeret Chokolade の➂の方と同じ住民)


No.2
製品名:DETOXERET Chokolade
健康被害報告の概要
   ・ 日本国内でネット経由で販売されていた「DETOXERET Chokolade」と称される無承認無許可医薬品を摂取した4名の住民から健康被害(➀食欲不
  振、倦怠感、息苦しさ、貧血等 ➁動悸、頭痛、口渇等、➂アレルギー症状、➃口渇、動悸)の報告があった(➀神奈川県相模原市、➁埼玉県川口市、
  ➂宮崎県、➃滋賀県)。
   ・ 製品から医薬品成分であるシブトラミンが検出された。 
 
  ○ 厚生労働省発表資料(医薬品成分を含有する製品による健康被害(疑い)の発生について)(令和4月6月14日)
   https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26241.html
     (➀神奈川県相模原市 発表資料)

  ○  川口市発表資料(ダイエット用食品から医薬品成分が検出されました)(令和4月6月17日)
    ➁埼玉県川口市 発表資料[121KB]
 
  ○ 宮崎県発表資料(医薬品成分を含有する製品の発見について)(令和4月6月28日)
  ➂宮崎県発表資料[559KB] 
  ※健康被害が生じた住民はDETOXERET Jelly も摂取(No.1のDetoxeret Jellyの➅の方と同じ住民)

  ○ 滋賀県発表資料(医薬品成分を含有する製品の発見について)(令和4月7月8日)
  ➃滋賀県発表資料[240KB] 
  

  ○  参考:千葉市発表資料(医薬品成分を含有する製品の発見について)(令和4月6月24日)
   千葉県千葉市発表資料[364KB]
  ※購入者が未摂取であり、健康被害の報告はない



報告年度:令和3年度
No.1
製品名:Penisole
健康被害報告の概要
   ・ シンガポールから個人輸入した「Penisole」と称される無承認無許可医薬品を摂取した県民から鉛中毒と診断され健康被害(不屈、手の震え、吐き
  気、頭痛等)の報告があった(埼玉県)。
 ・ 製品には医薬品成分である「Withania Somnifera(和名:アシュワガンダ)」「Hyoscyamus niger(和名:ヒヨス)」の表示がされていた。
 ・ また、当該製品からは12mg/カプセルの鉛が検出された。 
 ○ 厚生労働省発表資料(個人輸入した無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)の発生について)(令和3年7月28日)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20126.html


健康被害報告(~令和2年度)
○植物由来製品による健康被害(疑い)について (平成28年12月27日)[PDF形式:165KB]
個人輸入において注意すべき医薬品等について(有害事象の発生や偽造医薬品に関する情報)(平成26年7月11日 )

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未承認医薬品等の健康被害情報

報告年度:令和5年度
No.1
製品名:点痣膏
健康被害報告の概要
・70代女性が、右頬の脂漏性角化症を除去しようとして、ネット経由で入手した点痣膏(使用量不明)を外用した。
・右頬に1回使用したところ、使用部位に痛みを感じ、黒色痴皮(かさぶた)を伴う皮膚潰瘍が形成されたため、同日医療機関を受診した(医療機関によれば、来院時の症状は強酸による化学熱傷)。

No.2
製品名:点痣膏 点痣考用
健康被害報告の概要
・50代女性が、顔のシミを除去しようとして、点痣膏(使用量不明)を外用した。
・顔に使用したところ、使用部位に痛みを感じすぐに洗顔したが、塗った部位が茶褐色に変色。翌日医療機関を受診した(医療機関によれば、来院時の症状は接触性皮膚炎)。

No.3
製品名:メラケアフォルテ
健康被害報告の概要
・20代女性が、鼠経部の色素沈着に対し、ネット経由で入手したメラケアフォルテ(使用量、期間不明)を外用した。本人は、当該品に医薬品成分が含まれていることを認識しておらず、化粧品のクリームとの認識で使用した。
・使用したところ、かぶれが生じ、炎症が起きて色素沈着が強くなったため、医療機関を受診した(医療機関によれば、配合されているヒドロキノン、トレチノインによるかぶれ)。

No.4
製品名:点痣膏
健康被害報告の概要
・70代女性が、SNS上の動画広告で知った、いぼ、ほくろ取りクリーム「点痣膏」(使用量不明)を通信販売で入手し、外用した。
・前額部のほくろ5カ所に、使用説明動画では20秒のところ、20分くらいつけていたところ、赤く腫れ皮膚の変色が生じた。翌日医療機関を受診したところ、皮膚壊死を伴う円形の皮膚潰瘍2カ所と、発赤を伴う痂皮(かさぶた)付着局面が3カ所確認され、化学熱傷が疑われた。
・クリームは強いアルカリ性を示すものだった。

No.5
製品名:奥利司他胶囊(Orlistat Capsules)、ケツメイシとハスの葉の茶(茶外茶)
健康被害報告の概要
・40代女性が、減量目的のためにSNS経由で購入した、未承認医薬品「奥利司他胶囊(Orlistat Capsules)」及び「ケツメイシとハスの葉の茶(茶外茶)」を1週間程度服用した。また、2製品に加え、同一の販売者から同時に購入した、いわゆる健康食品(コーヒーゼリー)も摂取していた。
・服用後、腹痛、吐き気、油状の下痢が現れたため、服用を中止した。
・「奥利司他胶囊(Orlistat Capsules)」及び「ケツメイシとハスの葉の茶(茶外茶)」には、それぞれ、医薬品成分である「オルリスタット」及び「クズの根」が成分として記載されていた。


報告年度:令和3年度
No.1
製品名:サクセンダ(Saxenda)(リラグルチド(遺伝子組換え))
健康被害報告の概要
・20代女性が、ダイエット目的で、サクセンダ(入手経路不明、投与量不明)を使用した。
・投与2日目に低血糖を発現し、救急搬送され、入院した。翌日、低血糖は回復と判断され退院。
 
No.2
製品名:ミノキシジル2.5mg、フィナステリド1.0mg
健康被害報告の概要
・50代男性が、ネット経由で入手した未承認医薬品ミノキシジル2.5mg錠(2錠/日)、フィナステリド1mg錠(1錠/日)を約2か月服用した。
・服用終了約1.5か月後に全身倦怠感、胸焼けが出現し、濃い色の尿が出現。服用終了約2か月後に近医を受診し、肝機能異常が指摘。近医受診翌日に救急外来紹介受診し、黄疸、肝細胞型肝障害を指摘し、近医受診3日後に入院。保存的に観察加療を行い、軽快したため、入院16日目に退院。

No.3
製品名:レチノールA1% アドバンスド・リバイタリゼーションクリーム
健康被害報告の概要

・20代の女性が、インターネット上でスキンケア用として紹介されたクリームをネット経由で海外から購入し、5日間、顔面に使用した(使用量不明)。
・使用開始5日後に顔面に刺激性接触皮膚炎を生じ、翌日医療機関を受診した。



健康被害報告(~令和2年度)
個人輸入した未承認医薬品を服用後に発生した健康被害事例について(平成29年2月8日)
○「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について(平成28年6月21日)
○アメリカ製の骨材料等(人由来)に関する情報提供について(平成24年11月16日)
○個人輸入される経口妊娠中絶薬(いわゆる経口中絶薬)について(平成16年10月25日)
○中国製のいわゆる漢方薬が原因と疑われる健康被害事例について(平成16年1月6日)
○個人輸入した未承認糖尿病薬を服用後に発生した健康被害事例について(平成10年9月25日)


 

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