第4回障害児支援の見直しに関する検討会(議事概要)
1. 日時:平成20年5月12日(月)10:00〜12:00
2. 場所:厚生労働省省議室
3. 出席者:(敬称略、50音順)
市川 宏伸 (都立梅ヶ丘病院長)
柏女 霊峰 (淑徳大学教授)
北浦 雅子 (全国重症心身障害児(者)を守る会会長)
君塚 葵 (全国肢体不自由児施設運営協議会会長)
柴田 洋弥 (日本知的障害者福祉協会政策委員会委員長)
末光 茂 (日本重症児福祉協会常務理事)
副島 宏克 (全日本手をつなぐ育成会理事長)
田中 正博 (全国地域生活支援ネットワーク代表)
中島 隆信 (慶應義塾大学客員教授)
橋本 勝行 (全国肢体不自由児者父母の会連合会会長)
松矢 勝宏 (目白大学教授)
宮崎 英憲 (東洋大学教授)
宮田 広善 (全国肢体不自由児通園施設連絡協議会会長)
山岡 修 (日本発達障害ネットワーク代表)
渡辺 顕一郎(日本福祉大学教授)
4.議事要旨
・事務局より資料について説明
・意見交換
5.主な意見
<検討項目について>
・ 8.その他は全体にかかるものとして、地域の連携体制づくり、根拠となる法律についても検討項目とすべきではないか。
・ 措置と契約について、施設の利用が本人本位となっているか、権利擁護や苦情処理の仕組みもあわせて検討すべき。
・ ライフサイクル別とともに、障害の別や重症度別も意識して検討すべき。
<障害の早期発見・早期対応策について>
・ 財政上の裏付けや、人の裏付けがどの様になっているかなど、うまくいっている制度の仕組みを明らかにすべき。
・ 行政の理解度にはばらつきがある。
・ 地域の中でどこが専門性を受け持つべきか。利用者にとっては日常生活に近いところで、専門性のある支援が受けられる方法を考えることが必要。
・ 発見後の対応が重要。発見後の専門家へのつなぎ、検診結果をどうつないでいくかの仕組みづくりがポイント。
・ 5歳児健診の必要性を再度検討する必要があるのでは。
・ 1歳半児健診・3歳児健診で気になる子どもの割合は増えているが、フォロー教室につながっている割合が少ない。妊婦の時から保健師がどれだけ関わっていけるか。密な接点をもっての支援体制が必要。
・ 入所と通所を、対立軸で考えるのではなく、連携という視点で考えるべき。
・ 5歳児健診については、気づきの段階からということで、1歳半児健診・3歳児健診を充実させていく方がよい。
・ 「親が受容できない」という言葉はどうか。親の「受容」を求めすぎるとうまくいかなくなる。保護者の「気づき」を支援していくという姿勢が必要。
・ 診断後の家族の支援、サポートが必要。親の気持ちに寄り添っていかないと、専門職に対して不信感をもってしまう。親の立場に立った支援が必要。
<就学前の支援策について>
(時間の関係上議論は次回に行うこととなった。)