資料4−1

第3回化学物質による労働者の健康障害防止に係るリスク評価検討会議事概要
(案)

 開催日時及び場所
 平成19年2月9日(金)15:00〜16:00
 厚生労働省2階共用第6会議室

 出席者
 参集者: 内山委員、江馬委員、櫻井委員、本間委員、和田委員
 厚生労働省: 小野安全衛生部長、平野化学物質対策課長、春日化学物質評価室長、 永田企画官、永野室長補佐
 オブザーバー: 中央労働災害防止協会化学物質管理支援センター

 議題
(1) リスク評価の考え方について
(2) 事業場におけるばく露状況調査の実施状況について
(3) 対象物質の有害性評価について
(4) その他

 概要
(1) 前回議事概要確認
 資料3−1について、気づいた点があれば後で事務局に連絡することとされた。
(2) 議題1「リスク評価の考え方」
 事務局より資料3−2、3−3に基づき説明が行われ、次の点について質疑等がなされた。また、判定方法の考え方については了解された。
 ・  ユニットリスクで10−4より高い場合は、許容濃度でやるということになるが、その場合、ユニットリスクの値の考え方は参考ということか。
→ユニットリスクより低い場合、極めて安全サイド。たまたま、今回の評価対象は二次評価に移行せざるを得ないが、ユニットリスクを下回っていれば問題ないのでまずそれを一次評価としている。
 ・  ほぼすべての物質について、一次評価値と二次評価値では雲泥の差がある。
 ・  TLVというのは実際のデータから出てきた値。他にない限りはやむを得ない。
(3) 議題2「事業場におけるばく露状況調査の実施状況について」
 事務局より資料3−4に基づき説明が行われ、次の点について質疑等がなされた。
 ・  本来B測定よりスポットの方が高い数値が出るはずだが、屋内の場合はB測定を行い、屋外の場合はスポット測定を行なったということであれば、スポット測定の方が低い数値であるのもありうる。
 ・  スポット測定はどのように行なったのか。
→風上、風下と作業者の両脇あたりに測定器を置き、作業時間で測定した。
 ・  値は平均値か。
→スポットは平均、B測定は最大値である。
 ・  今回はすべてのデータが出揃っていないので、次回リスクの判定を行う。
(4) 議題3「対象物質の有害性評価について」
 次の点について質疑等がなされた。
 ・  硫酸ジエチルのTLVと許容濃度がないので硫酸ジメチルという類似物質の許容濃度あるいはTLVを引用するとのことだが、類似物質として認めていいかどうかという点の判断しなければならない。
→メチルとエチルの違いだけで、分子量が少し小さいばく露限界値を使うわけで、どちらかというと安全サイドと思われる。
(5) 次回以降の日程について
 次回は3月6日の午後、次々回(予備日)は3月20日の午後に開催することでおって事務局から時間、場所等を通知することとされた。

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