年次有給休暇について


<年次有給休暇の取得率・取得日数>

 年次有給休暇の取得率の低下及び取得日数の減少傾向が続いている。

年次有給休暇の取得率及び取得日数

資料出所:厚生労働省「就労条件総合調査」(旧「賃金労働時間制度総合調査」)




<年次有給休暇の望ましい取得方法>

 年次有給休暇の望ましい取得単位について、「1日単位での取得」(42.0%)、「なるべくまとめて取得」(31.7%)を望む労働者割合が高いが、1日未満の単位での取得を望む労働者も一定割合(25.2%)存在する。
 特に、30〜49歳層の女性において、「半日単位」「時間単位」での年次有給休暇の取得を希望する割合が高くなっている。

年次有給休暇の望ましい取得方法

資料出所:三和総合研究所「長期休暇制度に関する調査研究」(平成12年)



<年次有給休暇の取得に対する労働者の意識>

 「みんなに迷惑がかかると感じる」(58.7%)「後で多忙になる」(42.3%)「職場の雰囲気で取得しづらい」(36.4%)などの理由から、約7割(68.6%)の労働者が、年次有給休暇の取得にためらいを感じている。

年次有給休暇の取得へのためらい

資料出所:三和総合研究所「長期休暇制度に関する調査研究」(平成12年)



<年次有給休暇の主な取得目的>

 全体としては「休養」(28.5%)、「病気の療養・体調不良」(24.2%)などが多くなっているが、1日単位の単独取得でみると、「家事・育児・子供の行事」(21.4%)などが多くなっている。

図

資料出所:連合総研「年次有給休暇の計画的付与等の実態に関する調査研究報告書」
(平成15年)

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