05/12/05 第２３回労働政策審議会安全衛生分科会議事録


第２３回労働政策審議会安全衛生分科会

１　日　時　平成１７年１２月５日（月）１７：００～１８：００

２　場　所　厚生労働省共用第７会議室

３　出席者
（委　員）公益代表　  和田委員、相澤委員、今田委員、北山委員、
　　　　　　　　　　  内藤委員、名古屋委員、平野委員
          労働者代表　髙橋委員、徳永委員、中桐委員、仲田委員、
                      眞部委員、芳野委員
          使用者代表　加藤委員、金子委員、讃井委員、中田委員、
                      三浦委員、山﨑委員
（事務局）　　　　　　小野安全衛生部長、山越計画課長、高橋安全課長、
　                    阿部労働衛生課長、古川化学物質対策課長、
　                    守山国際室長、平野建設安全対策室長、
　                    中村環境改善室長、角元化学物質評価室長

４　議事録



○分科会長　ただいまから第23回労働政策審議会安全衛生分科会を開催い
たします。本日は鈴木委員、伊藤委員は所用のために欠席しておられます。
本日の出席者は現時点で公益委員７人、労働側委員６人、使用者側委員６人
となっております。労働政策審議会令第９条に規定します定足数を満たして
おりますので、当分科会が成立していることをまず申し上げます。
　それでは議事に移らせていただきます。本日の議題は「労働安全衛生法等
の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政
令案（労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生法関係手数料令の一部改正関
係）要綱について」でございます。本件は厚生労働大臣から労働政策審議会
会長宛の諮問案件でありまして、当分科会において審議を行うこととしたい
と思います。まず事務局からご説明願います。

○局長　ただ今、分科会長からお話がございましたとおり、本日の議題は労
働安全衛生法関係の施行に伴う政令案要綱です。この政令案要綱をこの分科
会に諮問いたしました経緯について、ご説明します。昨年12月に、本分科会
におきまして、「今後の労働安全衛生対策について」の建議がなされました。
その後、今年の２月に法律案要綱について、諮問いたしまして、答申をいた
だき、３月の閣議決定を経て、国会に法律案が提出されました。
　前回の分科会においてご報告しましたが、労働安全衛生法の改正につきま
しては、国会での審議を経て、10月26日参議院本会議において可決成立い
たしまして、11月２日に公布されました。本日諮問いたします労働安全衛生
法関連の政令案要綱についても、先程、申し上げました昨年12月の建議及び
改正法の規定に基づいて取りまとめたものです。詳細については、担当から
説明させますので、よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。

○計画課長　それでは資料１についてご説明しますが、その前にまず内容を
事務局から読み上げさせていただきます。

○計画課長補佐　「労働安全衛生法等の一部を改正する法律の施行に伴う関
係政令の整備及び経過措置に関する政令案（労働安全衛生法施行令及び労働
安全衛生法関係手数料令の一部改正関係）要綱」　
第一　労働安全衛生法施行令の一部改正　
　一、ボイラーの据付け作業について、作業主任者の選任を要しないものと
すること。
　二、化学物質、化学物質を含有する製剤その他の物を製造し、又は取り扱
う設備で、改造等の作業に係る仕事の注文者が労働災害を防止するために必
要な措置を講じなければならないものとして、化学設備及びその附属設備並
びに特定化学設備及びその附属設備を定めること。
　三、その他所要の規定の整備を行うこと。
第二　労働安全衛生法関係手数料令の一部改正　
　クレーン運転士免許試験及びデリック運転士免許試験の統合に伴う規定の
整備を行うこと。
第三　その他　
　一、この政令は労働安全衛生法等の一部を改正する法律の施行の日（平成
18年４月１日）から施行するものとすること。二、この政令の施行に関し、
必要な経過措置を定めるとともに、関係政令について所要の規定の整備を行
うこと。
以上でございます。

○分科会長　続けてお願いします。

○計画課長　ただ今、読み上げました政令案要綱について、若干ご説明いた
します。まず、今回の政令案要綱ですが、先ほど局長からもご説明申し上げ
ましたように昨年の建議、改正法の規定に基づいて行うものです。内容につ
きまして、第一の一ですが、ボイラーの据付けに関しまして、法改正におき
ましては、技能講習を廃止することにしております。それを受けて政令にお
きましても作業主任者については、選任を要しないものとしたものでありま
す。
　それから、第一の二ですが、今回の法改正で化学物質につきまして、その
製造とか、取扱い設備で政令に定めるものにつきまして、注文者が請負人の
労働者の災害防止のための措置を取ることを義務付けたところでありますが、
こうした法改正に伴いまして、政令でその範囲を定める必要がありますので、
お手元の資料にございますように、その範囲を化学設備及びその附属設備並
びに特定化学設備及びその附属設備の形で定めるものです。
　それから第二ですが、今回の法改正におきまして、クレーン運転士とデリ
ック運転士の免許を統合するという改正が行われております。従いまして、
免許試験の手数料を定めている手数料令につきまして、必要な改正を行うも
のです。第三ですが、この政令の施行日等について定めるものです。以上で
ございます。

○分科会長　ただいまのご説明につきまして、ご意見、ご質問がございまし
たら、どうぞご自由にご発言ください。

○分科会長　特にご発言がございませんようでしたら、当分科会の意見とし
まして、「労働安全衛生法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整
備及び経過措置に関する政令案（労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生法
関係手数料令の一部改正関係）要綱」については、妥当と認める旨の報告を
私から労働政策審議会会長宛に行うこととしたいと考えますが、いかがでご
ざいましょうか。
                                  （異議なし）
○分科会長　それでは、そのようにさせていただきます。ここで、労働基準
局長より挨拶がございます。

○局長　ただ今、「労働安全衛生法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係
政令の整備及び経過措置に関する政令案要綱」について、妥当であるという
旨のご報告をいただいたことに感謝申し上げます。これを踏まえまして、速
やかに改正作業を行いまして、円滑な施行に努めていきたいと思っておりま
す。また必要な省令等についても、鋭意話を詰めてまいりたいと思っており
ます。今後とも、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

○分科会長　それでは本日の会議は以上をもって終了いたします。次回はご
案内のとおり、12月12日（月）10時から開催する予定となっておりますの
で、どうぞよろしくお願いいたします。議事録への署名は芳野委員と中田三
郎委員にお願いしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。本日は
お忙しいところ、ありがとうございました。

                    照会先：労働基準局安全衛生部計画課（内線５４７６）