資料1

厚生科学審議会科学技術部会ヒト胚研究に関する専門委員会について
(第26回厚生科学審議会技術部会(平成17年7月13日)において設置決定)


.設置の趣旨

 平成16年7月に取りまとめられた総合科学技術会議生命倫理専門調査会報告書「ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方」において、厚生労働省に対し、「ヒト受精胚の研究目的での作成・利用」に関するガイドラインの作成及び研究審査体制の整備が求められた。これを受け、平成16年度に厚生労働科学特別研究において検討を行ったところであるが、その研究成果を踏まえ、厚生科学審議会科学技術部会に、専門委員会を設置し、検討を行う。


.検討課題

 ヒト受精胚の研究目的での作成・利用に関する研究のための指針及び、研究審査のための枠組みの検討を行う。
(1)ヒト受精胚研究の許容範囲について
(2)ヒト受精胚研究のための研究体制について
(3)胚・配偶子の提供に係るインフォームドコンセントの手順等
(4)胚・配偶子の管理方法
(5)ヒト受精胚研究の審査体制 他


.今後のスケジュール

 平成17年9月29日(木)に第1回を開催し、11月上旬に第2回を開催。
 以降2ヶ月に1回程度の頻度で全5回程度開催し、ガイドラインのとりまとめを行う。


.委員構成

 ・本委員会は、12名の委員をもって構成する。(委員名簿別紙)
 ・保健・医療分野の基礎・臨床研究者、生命倫理分野等の有識者から構成する。
 ・委員は科学技術部会長が指名する。



厚生科学審議会科学技術部会ヒト胚研究に関する専門委員会委員名簿


あだち ともこ
安達  知子
 総合母子保健センター愛育病院産婦人科部長
 
いだ  りゅういち
位田  隆一
 京都大学大学院法科研究科教授
 
おざわ けいや
小澤  敬也
 自治医科大学医学部内科学講座血液学部門主任教授
 
おばた じゅんこ
小幡  純子
 上智大学法科大学院教授(行政法)
 
かとう ひさたけ
加藤  尚武
 京都大学名誉教授
 
ささづきたけひこ
笹月  健彦
 国立国際医療センター総長
 
すずき りょうこ
鈴木  良子
 フィンレージの会
 
なかつじのりお
中辻  憲夫
 京都大学再生医科学研究所所長
 
はしもとのぶや
橋本  信也
 日本医師会常任理事
 
はた  じゅんいち
秦    順一
 国立成育医療センター総長
 
まちの さく
町野   朔
 上智大学法科大学院教授(刑事法)
 
よしむらやすのり
吉村  泰典
 慶應義塾大学医学部産婦人科教授
 
(五十音順、敬称略)



厚生科学審議会科学技術部会
「ヒト胚研究に関する専門委員会」スケジュール(案)


 第1回 平成17年9月29日(木)16:00〜18:00
 問題提起と目標に関する共通認識
 関係者からのヒアリング


 第2回 平成17年12月13日(火)9:45〜12:30
 関係者からのヒアリング
@ 神里彩子(海外諸国における卵子、受精卵の取扱い)
A 久慈直昭(我が国及び諸外国におけるヒト胚研究の現状)
 ヒアリングを踏まえた討議


 第3回専門委員会(平成18年1月27日予定)
 ヒアリング(演者調整中)
 ガイドライン論点整理と検討1


 第4回専門委員会(平成18年3月頃予定)
 論点整理と検討2
 ガイドライン骨子の検討


 第5回専門委員会(平成18年5月頃予定)
 ガイドライン取りまとめ




  平成18年半ば頃を目途に指針をとりまとめる。

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