○シルバー人材センター事業の概要
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目的
定年退職後等に、臨時的かつ短期的又は軽易な就業を希望する高年齢者に対して、地域の日常生活に密着した仕事を提供し、もって高年齢者の就業機会の増大を図り、活力ある地域社会づくりに寄与する(高齢者雇用安定法40条〜48条)。
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2 |
仕組み
(1) |
会員
60歳以上の健康で就業意欲のある高年齢者
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(2) |
事業内容
シルバー人材センターは、家庭、事業所、官公庁から、地域社会に密着した臨時的かつ短期的な仕事等を有償で請け負い、これを希望する会員に提供する。
会員は実績に応じて一定の報酬(配分金)を受ける。
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シルバー人材センターで取り扱う仕事の例〕
パソコン入力、宛て名書き、公園管理、自転車置き場管理、植木の剪定、障子・襖張り、清掃、観光案内、福祉・家事援助サービス、子育て支援サービス等 |
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現状
(1) |
団体数 1,820団体
(子育て支援実施団体 422団体(17年4月現在)) |
(2) |
会員数 77万人 |
(3) |
契約金額 3,067億円
(うち子育て支援 約8億円) |
(4) |
就業実人員 62.3万人
(うち子育て支援 約7千人) |
(5) |
就業延人員 6,740万人日
(うち子育て支援 約25万人)
※ |
(1)、(2)は平成17年3月末日現在
(3)〜(5)は平成16年度 |
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平成17年度予算(一般会計)
141億円 |
高齢者活用子育て支援事業の概要
(シルバー人材センター事業)
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平成16年度の合計特殊出生率が1.29人となるなど、少子高齢化の急速な進展に伴う労働力人口の減少も見込まれる中、我が国経済社会の活力を維持していくためには、育児等の家族的な責任を担う親の負担を軽減し、子供を産みやすい、そして家族生活と職業生活を両立できる環境をサポートするとともに、健康で働く意欲のある高齢者の就業機会を確保していくことが重要な課題となっている。
このため、全国に約77万人の高齢者会員を有し、組織的に就業機会の確保・提供を行っているシルバー人材センターの人的資源及び枠組みを活用し、就学前の幼児に対する保育施設との送迎、世話などの子育て支援や、就学児童に対する放課後・土日学習、生活指導等を総合的に行う体制の整備を市区町村との連携の下に実施する。
これにより、少子化に対応するとともに、高齢者の培ってきた豊かな知識と経験を次代を担う児童等に伝承し、高齢者の健康・生きがいにつながるなど、地域社会の福祉の増進に寄与する。 |
(1) |
事業の内容
イ |
具体的内容
・ |
幼児の食事等の世話・遊び相手、保育施設との送迎 |
・ |
学校における学習の復習、しつけ・生活習慣指導、読書、音楽、工芸品等の製作 等 |
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ロ |
事業計画の策定
市区町村との連携、民間事業者との調整 等 |
ハ |
サービス提供体制の整備
サービス提供会員の確保・スキルアップ、サービス利用者の開拓、会員と利用者のマッチング、フォローアップ(トラブル相談) 等 |
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(2) |
補助の内容等
事業の実施に必要な経費の一部を補助(補助率1/2、補助限度額 250万円)
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(3) |
実施か所数
267か所(平成17年度) |