資料2−3

石綿の代替繊維の種類と有害性

平成15年3月作成の報告書と同じ評価である。(平成17年9月現在)

(1)人造鉱物繊維
ガラス、岩石を溶融し、繊維状に加工したもの。
主な代替繊維 用途 IARCの評価
ガラス長繊維 建材、シール材、摩擦材、絶縁材
グラスウール 保温材、断熱材、吸音材
ロックウール 吹き付け材、保温材、吸音材、断熱材
スラグウール 吹き付け材、保温材、吸音材、断熱材

(2) 天然鉱物繊維
天然に産出する繊維状の鉱物。
主な代替繊維 用途 IARCの評価
セピオライト 建材、塗料、接着剤
ワラストナイト 建材、塗料

(3) その他
化学的に合成した繊維、天然の有機繊維等。
主な代替繊維 用途 IARCの評価
アラミド繊維 摩擦材、シール材
ビニロン繊維 建材
パルプ 建材 未評価
セラミック繊維 耐火材、摩擦材 2B
炭素繊維 建材、摩擦材、シール材、耐火材 未評価

:IARC(国際がん研究機関)の評価について
(1)についてはIARCモノグラフVol.81評価(2001年10月)
(2),(3)についてはVol.79までの評価

  【評価カテゴリー】
    グループ1「ヒトに対して発がん性がある」
    グループ2A「ヒトに対しておそらく発ガン性がある」
    グループ2B「ヒトに対して発がん性の可能性がある」
    グループ3「ヒトに対する発がん性については分類できない」
    グループ4「ヒトに対しておそらく発がん性がない」
注2:石綿は全ての種類についてグループ1

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