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瀬戸氏に質問したいが、販売者責任についてはそのとおりだが、薬学教育には一般用医薬品に関することはないというが、18校の薬学部においては何らかの教育行っており、状況は変わってきている。実習についても今後は2.5ヶ月以上が義務化される。
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また、プロには2つ、販売のテクニックのプロと薬の知識のプロとがあると考えている。薬剤師は前者についてはまだまだであるが、後者についてはしっかりとある。
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次に伊藤氏へ質問したいが、まず、日本の夜間救急体制はある程度整っているので、。医療機関の補助というのなら、専門家を配置して一般販売業の薬店をやってもらいたい。また、消費者の視点を言うのであれば、この部会で行ったアンケートにおいては、店に相談や説明を求める回答が1位2位を占めていた。体制を整えるなら、それについても対応するべき。
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現場にいると、薬剤師はオールマイティーではないことを実感する。接客に関してはしっかりできていない。教育が特化する中で、卒業したての薬剤師は販売の場においては素人である。国民に見える形で、一般用医薬品の販売のプロを制度化すべきである。その中には薬剤師があって当然であるが、全てではない。誰もが売っていいという体制がおかしい。販売のプロには薬種商もいる。また、資格化をすれば国民にもわかりやすい。
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両者の見ている薬剤師が違うようだ。
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夜間救急は確かに整っているが、コンビニでいうそれとは、医療ではちょっとしたときに応急的に使うものを販売することを想定している。
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薬店も経営しているところは、薬剤師がオーナーになるなどしていて、併設店も広がってきている。
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客のニーズとして、わかりやすい説明を求めるのは理解できる。説明の際には分かりやすいボード等を使うなどして、努力をしている。
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瀬戸氏への質問だが、非処方せん薬を3つに分ける場合の3つの定義は何か。また、薬局開設者が薬剤師であるべきなら、一般販売業の場合はどうか。
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伊藤氏への質問だが、併設店では、24時間営業を行っているのか。
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市販後調査を義務づけるものや指定解除直後のものは、他のものとわけるべきと考えている。薬局の開設者は薬剤師に限るというのは、欧米ではそうであるし、日本の法人でも必ず1人は入っている。。販売形態については、薬局と一般医薬品販売業の2つでよい。また、資格を決めて、3年の実務経験のあるものに開設義務を負わせることが、販売責任、管理責任のある人として、国民にもわかりやすい。
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併設店の場合には、コンビニと薬局とでは経営形態が全く別なので、コンビニはやっているから薬局も、というわけにはいかない。また、薬局がコンビニを経営する場合にも、24時間に切り替えたいが、人的な面で採算があわないところからやめている。
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伊藤氏に質問だが、ちょっとした医薬品と述べられたが、風邪薬、鎮痛剤はそうではない。
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皆さんにだが、有資格者としてはどのようなものを考えているのか。
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湯浅氏には、SJS発症について、販売店側は事後的にでも知ったのか聞きたい。
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最後に瀬戸氏へは、専門家がいる場でも副作用や事故が起きているのが実態だが、どう防ぐのか。
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部外品への移行を望んでいるが、リスクへの対応を確保した上で移行させてほしい。
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統一試験について、私見では、薬剤師と薬種商の試験とをベースとし、チェーンドラッグストア協会の通信教育をミックスするような形になる。薬理と薬剤動態学、配合についての知識、健康食品と薬の相互作用を含めた総合的な知識を要求する試験である。
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実習は、薬剤師がそばにいる形で、従業員が研修バッジをつけ、説明範囲を区切る、というロールプレイングを行う、ということを考えている。
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副作用被害救済制度の適用を受けるために販売証明書を書いてもらっているので、販売店も発症の事実は知っているはず。ただ10年後に発症するケースもあり、知らない場合もあり得る。最近の風潮は規制緩和に向かっているが、国民は薬の危険性を知らないでいる。そのためにも、規制を強化するべき。薬学教育を受けた上で販売のための試験を行うのは無意味。薬学教育の中で、その内容を充実させてほしい。
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若い医師も素人と同じだ、という意見もある。しかし医学の教育を受けている人は全くの素人とは違う。小児科医は少ないが、小児科に特化した別の資格を設けろ、という話にはなっていない。やはり、医学全般の勉強をした上で経験を積んで資格を取る必要がある。ただ、そういう議論が医薬品の販売に当てはまるかどうかは、現在答えを持ってはいない。
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薬剤師は普通自動車免許と同じ、と考えている。資格を取った上で、それぞれ研修を行うべき。人数については、10年かければ、10万人輩出できるくらいまで到達できるのではないか。
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薬学教育はこれまで、一般用医薬品の教育をしていないから、それに特化した薬剤師はすぐには出せない。しかし、6年制の導入に向けて変わってきている。6年制では、病院だけではなく薬局でも2.5ヶ月実習を行うことになっているので、もう少し一般用医薬品の知識・技能を持った薬剤師ができてくると思う。卒後の教育も、店舗の責任者などが行う部分も含めて、必要と思う。 |