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構造 |
過程 |
アウトカム |
患者関連アウトカム |
専門家関連アウトカム |
アクセス性:物理的・社会組織的 |
地理的要因、専門科の掲示(外来、救急、往診等)、地域住民の特性(高齢者割合等) |
受療の適時・遅延、受療しやすさの違いによる利用パターン、診療時間、休診 |
未診断の疾患、予防できた疾患、罹病率、死亡率、障害率、アクセスに関する満足度、社会・居住地域による相違 |
アクセスや改善努力についての満足度や意見 |
技術的マネジメント |
物理的構造、施設、設備、専門科目、開設者、関連施設、職員数・職種・資格、職員組織、財務・会計組織、質管理メカニズムの有無と組織、職員の職場環境への満足度(施設設備、人員、同僚や患者との関係、教育の機会等) |
ニーズにあったサービスの提供状況、診断と治療の適切性(確定診断)、専門家の定義するあるべき医療の厳守 |
患者全体や疾患群等ごとの死亡率と障害、合併症、身体・心理・社会機能の回復、アウトカムおよびアウトカムに関連すると考えられる構造と過程についての患者の満足度 |
設備・施設・同僚の資格・相談の機会についての満足度、管理運営に邪魔されずに患者ケアに費やせる時間およびよい仕事ができるための状況についての満足度、相談に関するタイプと程度への満足度、医療の質への意見 |
人間関係の過程のマネジメント |
専門家が患者に適切な時間を費やすことができるか、患者からの示唆や不満を扱う適切なメカニズムの有無と機能、管理への利用者の参加 |
職員の患者への態度、関心、礼儀、患者の自主性の尊重、プライバシーへの配慮、説明、支持、患者・疾病・行動への評価的ではない受容、患者を急がせない |
ケアのアメニティおよび人間関係における満足度、疾病とケア内容の理解、ケア内容の遵守、主治医の交替や自院以外のサービス利用の有無、疾病や障害に対処するための行動の確立、適切にケアを利用できるようになること |
患者との関係への満足度、患者の行動への意見、患者の関心や問題についての知識 |
治療の継続性 |
家庭医などケアの中心となる専門家との調整、紹介先およびそのフォローの調整、一貫した管理と継続のための情報の維持のための調整、職員の転職および在職期間 |
患者ケアに関与した医師数と施設数、医師との関係の阻害(予約なしの受診の頻度、紹介なしの外部医師への受診)、紹介の頻度と適切性、異常所見のフォローの程度、予約キャンセルのフォロー、ケア内容の遵守、現在の治療で過去の診療情報を活用した証拠 |
処方内容の遵守、予約キャンセルのフォロー、紹介なしの外部医師への受診、健康状態の不適切な結果、継続性への調整と医師患者関係の安定性についての患者満足度、適切な相談先を活用する能力 |
継続性を高めるための調整についての満足度、患者の治療歴・生活歴・家庭状況・環境ストレス・患者の関心・対処能力と弱点などの知識 |