危険有害業務に係る業界ヒアリング概要


業種
ヒアリング日
概要
製造業
(鉄鋼業)

(16.9.1)
鉄鋼業の現場製造ラインには女性はほとんどいない(敬遠されている模様)。検査作業や工程管理(システム処理)に女性がいることは多少あり。なお、検査作業工程で重量物を持ち上げることがある。
重量物取扱業務
重量物取扱業務に関しては、最も早く機械化が進んでおり、今は人力で行う分野ではない(コスト面及び現実的にも困難)。部品をつくる場合等、出荷工程ではありうるが、いずれも重量は通常20kg前後。製品については、大半がトン単位なので、人力で行うことはない。
有害物取扱業務
有害物取扱業務に関しても、機械化が進み、人が関わることは少なくなってきている。
サービス業
(運送業)

(16.9.9)
鉄道輸送
荷上げ・荷下ろしについては、フォークリフト(機械)作業、人力作業ともにある。
人力作業の荷物は1個当たり通常1kg程度。重くても30kg程度までの段ボールの積み込み等。
現状では女性の就業はない。
集配
女性ドライバーによる配送あり。女性の応募も増えている。
1個当たりの小包の重量は通常30kg未満で、30kgを超えると(例:建材、ドラム缶等)荷上げ・荷下ろしは機械作業となる。
一人当たり1日の小包配送数は約100個。そのうち1件当たりの荷下ろし等の作業時間は2〜3分程度で、実際に小包を持っている時間はそれよりも短い。
引越
女性スタッフの従事は多い。
作業に関しては、目安としては一人当たり1回で運ぶ荷物の重量は30kg未満。
倉庫内作業
荷分け作業への女性スタッフの従事は多い。
作業に関しては、目安としては1回で運ぶ荷物の重量は30kg未満と推察。積み重ねた段ボールの移動は機械作業。
機械化を進めている。
建設業

(16.8.13)
妊産婦等の就業制限とされている作業には、現実には女性全般が就いていない。
土木関係
最近は機械作業が中心で、人力作業は減少。特殊業務のみ残っているが、継続的な重量作業は滅多にない。特殊業務としては石積作業があるが、持ち上げることはほとんどなく、並べる作業がほとんど。人力で持ち上げる石の重量は20〜30kgといったところ。
建築関係
土木関係よりも人力作業は多いが、継続的な重量作業はほとんど行わない。
重量物の移動は車輌や機械を使用するが、積み卸しは人力で行っている。

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