参考資料1 |
|
○ | 「子どもの心の安らかな発達の促進と育児不安の軽減」は、「健やか親子21」の主要4課題の一つとして推進されており、「子ども・子育て応援プラン」(平成16年12月24日少子化社会対策会議決定)においては、今後5年間の目標として、「子どものこころの健康に関する研修を受けている小児科医、精神科医(子どもの診療に関わる医師)の割合100%」を掲げている。 |
○ | 児童虐待が急増する中、心身の発達障害や心の問題を抱える子どもの保護者の育児不安を解消することが児童虐待の防止にもつながることが認識され、子どもの心の問題に関する診療を行うことのできる専門家の確保が急務となっている。 |
○ | さらに、平成16年12月に成立した「発達障害者支援法」に基づき、発達障害児の健全育成を促進するための総合的な地域支援を推進することが求められており、発達障害の診断・治療やケアを適切に行うことのできる小児科医及び児童精神科医の需要が増大している。 |
○ | しかしながら、我が国では、心身症や精神疾患が、虐待による心の問題や発達障害などの子どもの心の問題に対応できる小児科医及び児童精神科医が極めて少ない状況にある。 |
○ | このため、雇用均等・児童家庭局長が「子どもの心の診療に携わる専門の医師の養成に関する検討会」を開催し、子どもの心の診療に携わることのできる小児科や精神科などの専門の医師の養成方法について、有識者や関係学会の代表による検討を行う。 |
1 | . | 検討会委員 |
○ | 別紙のとおり |
2 | . | 主な検討事項 |
○ | 子どもの心の診療に関する現状と課題 | |
○ | 今後の子どもの心の診療に携わる専門の医師の養成方法について |
3 | . | 検討会スケジュール |
○ | 第1回検討会:平成17年3月16日(水)16:00〜18:00(中央合同庁舎第5号館17階専用第21会議室) | |
○ | 8回程度検討会を開催し、委員からのプレゼンテーションや関係者からのヒアリングなどに基づき、ディスカッションを実施予定 | |
○ | 平成17年度末に検討会報告書とりまとめ予定 |
(別紙)
牛島 定信 | 日本児童青年精神医学会理事長、慈恵医大名誉教授 |
齋藤 万比古 | 国立精神・神経センター精神保健研究所児童・思春期精神保健部長 |
杉山 登志郎 | 日本小児総合医療施設協議会、あいち小児保健医療総合センター心療科部長 |
冨田 和巳 | 日本小児心身医学会理事長、こども心身医療研究所所長 |
西田 寿美 | 全国児童青年精神科医療施設協議会会長、 三重県立小児診療センターあすなろ学園長 |
伯井 俊明 | 社団法人日本医師会常任理事 |
別所 文雄 | 日本小児科学会理事、杏林大学小児科学教授 |
星加 明徳 | 日本小児精神神経学会理事長、東京医大小児科学教授 |
保科 清 | 社団法人日本小児科医会副会長、東京逓信病院小児科学部長 |
南 砂 | 読売新聞編集局解説部次長 |
桃井 真里子 | 日本小児神経学会理事、自治医科大学小児科学教授 |
森 隆夫 | 社団法人日本精神科病院協会常任理事、あいせい紀年病院理事長 |
柳沢 正義 | 国立成育医療センター総長 |
山内 俊雄 | 日本精神神経学会理事長、埼玉医科大学学長 |
吉村 博邦 | 全国医学部長病院長会議会長、北里大学医学部長 |
(五十音順、敬称略) |