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連絡先
厚生労働省大臣官房厚生科学課
 担当  高山(3803)
 渕野(3820)
電話  03-5253-1111(代表)
 03-3595-2171(直通

平成17年2月14日
(情報提供)

厚生科学審議会科学技術部会末梢性血管疾患遺伝子治療臨床研究作業委員会
議事概要



1.  日時 平成17年2月7日(月) 15:00〜17:00

2.  議事概要
 九州大学病院から申請のあった遺伝子治療臨床研究実施計画(対象疾患:閉塞性動脈硬化症、血栓性閉塞性血管炎)について、本作業委員会からの照会事項に対し、同病院から回答書及び追加資料が提出されたことを受け、再度審議を行った。
 回答書及び追加資料について当該施設から説明を受けた後、実施計画の妥当性について委員間で意見交換を行った。その結果、本実施計画を概ね了承することとしたが、委員及び事務局より指摘のあった事項について事務局において整理の上、同病院に指示することとした。なお、当該指示を踏まえ、修正された実施計画については再度委員長に確認の上、次回以降の科学技術部会に報告することとした。
 (遺伝子治療臨床研究実施計画の内容は別紙参照。)



(別紙)

遺伝子治療臨床研究実施計画確認申請 平成17年2月7日審議分

研究課題名 血管新生因子(線維芽細胞増殖因子:FGF−2)遺伝子搭載非伝播型組換えセンダイウイルスベクターによる慢性重症虚血肢(閉塞性動脈硬化症、バージャー病)に対する血管新生遺伝子臨床研究
実施施設
及び
総括責任者
実施施設 九州大学病院
総括責任者 九州大学病院
第2外科 前原 喜彦 教授
対象疾患 閉塞性動脈硬化症、血栓性閉塞性血管炎
導入遺伝子 ヒト塩基性線維芽細胞増殖因子:FGF−2
ベクター 非伝播型遺伝子組換えセンダイウイルスベクター
実施期間
及び
対象症例数
実施期間 厚生労働大臣了承日より36カ月

対象症例数 12症例
治療研究の
概要
ステロイド及び抗生物質の点滴静注下、FGF−2遺伝子搭載非伝播型遺伝子組換えセンダイウイルスベクターを慢性重症虚血肢に注射針で注入することにより脚部骨格筋細胞に遺伝子導入し、産生するFGF−2により血管新生を誘導する。
その他
(外国での状況等)
本遺伝子治療臨床研究で使用が予定されているセンダイウイルスベクターは、国内外を通じてヒトへの投与経験がない。なお、海外において野生型センダイウイルスを経鼻投与した例が最近報告されている。


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