| へき地保健医療対策検討会 | 資料-6 |
| 第1回（Ｈ17．1．24） |
今回の検討会で審議すべき論点
《事務局（案）》
へき地保健医療に関する検討すべき課題（案）
１ へき地医療の考え方
- へき地医療とはどういうものをいうのか。（離島医療との違い）
- へき地医療に求められるものは何か。
- 離島医療に求められるものは何か。
２ それぞれの立場から見たへき地医療に対する視点
（１）住民の視点
- 無医地区に居住する住民の求める医療（へき地医療）とはどのようなものか。
- 離島に居住する住民の求める医療（離島医療）とはどのようなものか。
（２）無医地区を有する市町村の視点
- 無医地区を有する市町村が求めるへき地医療とはどの程度のものか。（救急医療、総合診療、保健・福祉支援等）
- 離島を抱える市町村が求める離島医療とはどの程度のものか。（救急医療、総合診療、保健・福祉支援等）
（３）地域の医療提供体制を確保する都道府県の視点
- 地域の医療提供体制を確保する責務を有する都道府県が求めるへき地医療とはどの程度のものか（財政的な視点など）。
- 地域の医療提供体制を確保する責務を有する都道府県が求める離島医療とはどの程度のものか（財政的な視点など）。
（４）医療を提供する者の視点
- 医療を提供する者が継続的に実施できるへき地医療・離島医療とはどのようなものか（勤務条件、支援内容、診療内容、生涯教育体制等）。
３ これまでの対策の状況
- これまでに行われているへき地保健医療対策は、どの程度効果を上げているか。また、どのように関係者が認識しているのか。
４ 持続可能で住民が満足するへき地医療・離島医療の内容
（１）へき地医療・離島医療に求められる医療の内容について
- 医療に係るアクセス、質及びコスト（財政的な視点、医師の確保の視点など）の３つの両立をどのように考えるべきか。
（２）各診療科における医療内容
- 各診療科における医療内容をどのように考えるべきか。
５ 持続可能で住民が満足するへき地医療・離島医療の推進方策
（１）へき地医療・離島医療を担う医師の確保方策
- 医学生、臨床研修医等に対する研修を通じた医師の確保についてどのように考えるべきか。
- 定年等で退職した医師に対する再教育を通じた医師の確保についてどのように考えるべきか。
（２）へき地医療・離島医療を担う医師に対する診療支援の充実
- へき地医療・離島医療を担う医師が臨床研修医に対して指導するための臨床研修指導医マニュアルを作成すべきではないか。
- へき地医療・離島医療の専門性に関するビジョンを作成するべきではないか。
- ＩＴの有効的な利用によってへき地医療・離島医療を支援するべきではないか。
- へき地医療・離島医療を新たに担う医師に対する再教育の内容を確立すべきではないか。
（３）へき地診療所の確保
- へき地に診療所等を開設した医療法人に対し、当該医療法人の主たる医療機関が所在する地域（病床過剰地域）の基準病床数制度の特例を認めること等により、民間によるへき地医療・離島医療の支援を制度上設けてはどうか。
- へき地医療・離島医療を担う民間医療法人に対する都道府県の支援（財政面・税制面）を考えてはどうか。
- へき地診療所に対する財政支援の考え方を見直し、例えば医師の複数配置を評価するなど、医療の充実程度を評価する視点を導入してはどうか。
６ 進行管理等
（１）市町村合併に関する医療提供体制の変化に対する対応
- 市町村合併による病院・診療所の統廃合に関する影響・効果としてはどのようなものがあるか。都道府県・市町村によるへき地医療・離島医療の支援体制の変化（医師確保・診療支援体制、交通事情の変化等）に対し、改善すべき課題はあるか。
（２）へき地医療・離島医療の振興における医療計画の活用
- へき地医療・離島医療で求められる医療内容の実現に向けた管理方法として、医療計画を活用し、都道府県によるその達成管理と住民などによる政策評価を行うべきではないか。