資料4−39 

製品群No. 60
毛髪用薬(発毛,養毛,ふけ,かゆみ止め用薬等)

  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意す
べき副作用のおそれ
D 濫用のお
それ
E 患者背景(既往歴、治療状況等)
(重篤な副作用につながるおそれ)
F 効能・効果(症状の悪化に
つながるおそれ)
G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ
化等に伴う
使用環境の
変化
   
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化    
併用禁忌(他剤
との併用により
重大な問題が
発生するおそれ)
併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限
があるもの
過量使用
・誤使用
のおそれ
長期使用に
る健康被害
のおそれ
用法用量 効能効果
発毛促進成分  塩化カルプロニウム フロジン液 塩化カルプロニウム液は,本剤の局所血管拡張作用を円形脱毛症をはじめ各種脱毛症における脱毛防止,発毛促進および乾性脂漏,尋常性白斑の治療に応用した局所用薬剤である。また、発毛促進作用を有し、機能低下状態にある毛嚢に作用して,発毛を促進する。         0.1〜5%未満
(アセチルコリン様作用)
0.1〜5%未満
(過敏症)
    ・本剤の成分または他の薬物に対し過敏症の既往歴
・高齢者
      ・塗布直後に全身発汗,それに伴う悪寒,戦慄,嘔気,嘔吐等があらわれることがある。
・投与時:本剤は眼に入るとしみるので,眼に入れないように注意すること。
・投与部位:外用にのみ使用すること。
・湯あがりのあと等に使用すると副作用が強くあらわれる傾向がある。
    (1),(2)1日2〜3回適量を患部に塗布,あるいは被髪部全体にふりかけ軽くマッサージする。
(3)1日3〜4回適量を患部に塗布する。
・高齢者は減量するなど注意すること。
(1)下記のごとき疾患における脱毛防止ならびに発毛促進
円形脱毛症(多発性円形脱毛症を含む)
悪性脱毛症,び漫性脱毛症,粃糠性脱毛症,壮年性脱毛症,症候性脱毛症など
(2)乾性脂漏
(3)尋常性白斑
ミノキシジル 医療用にはなし                                    
抗ヒスタミン成分 塩酸ジフェンヒドラミン 外用はなし
ジフェンヒドラミンはあり
→レスタミンコーワ軟膏
アレルゲンを塗布または皮内注射したときに起こる発赤、膨疹、そう痒などのアレルギー性皮膚反応は、本剤の1回塗布により著明に抑制される。           頻度不明(過敏症)         炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。   使用部位:眼のまわりに使用しない。     通常、症状により適量を1日数回、患部に塗布または塗擦する。 蕁麻疹、湿疹、小児ストロフルス、皮膚そう痒症、虫さされ
ビタミン成分ほか パンテノール 注射剤はあり
パントール注射液
・生体内にとり入れられたパンテノールは、体内で容易に酸化されてパントテン酸となる。パントテン酸はさらにCoenzymeA(CoA)→アセチルCoAとなって、TCAサイクルにおけるオキザロ酢酸のアセチル化、神経刺激伝達に不可欠であるアセチルコリンの生成、その他酢酸、芳香族アミン、グルコサミン、アミノ酸等体内重要物質のアセチル化に関与している。


・パンテノールは健常ウサギの呼吸、循環系、腸運動にほとんど作用を示さないが、実験的に虫垂を切除したウサギの腸運動を亢進することが認められている。
・Wistar系ラットを用いた試験において、非経口投与されたパンテノールの尿中排泄はパントテン酸カルシウムと比較して緩徐であり、体内利用時間の延長が示唆されることが報告されている。
        頻度不明(腹痛、下痢)     血友病の患者(出血時間を延長させるおそれ) ・小児等         パントテン酸の欠乏または代謝障害には効果がないのに月余にわたって漫然と投与しない   パンテノールとして1回20〜100mgを1日1〜2回 パントテン酸欠乏症の予防及び治療






























(3)下記疾患のうち、パントテン酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(下記疾患に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)
・ストレプトマイシン及びカナマイシンによる副作用の予防及び治療
・接触皮膚炎、急・慢性湿疹
・術後腸管麻痺
パントテニールエチルエーテル 医療用にはなし                                    

トップへ