資料4−34 

製品群No. 55
しもやけ・あかぎれ用薬

  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意す
べき副作用のおそれ
D 濫用のお
それ
E 患者背景(既往歴、治療状況等)
(重篤な副作用につながるおそれ)
F 効能・効果(症状の悪化に
つながるおそれ)
G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ
化等に伴う
使用環境の
変化
   
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化    
併用禁忌(他剤
との併用により
重大な問題が
発生するおそれ)
併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限
があるもの
過量使用
・誤使用
のおそれ
長期使用に
る健康被害
のおそれ
用法用量 効能効果
角質軟化

皮膚保護成分
ビタミンA ザーネ軟膏 モルモットの実験的角化症に対する実験において、表皮の新陳代謝を高め、ケラチン形成を抑制することにより過角化症に効果を発揮することが認められている。         0.1〜5%未満
(紅斑、そう痒)
0.1%未満(発疹)
      ・皮膚刺激に対する感受性が亢進している患者
・妊婦または妊娠の可能性がある者
      本剤は眼には使用しないこと。     1日2〜3回患部に塗擦する 角化性皮膚疾患(尋常性魚鱗癬、毛孔性苔癬、単純性粃糠疹)
ワセリン 黄色ワセリン 局方から・黄色であるほか、白色ワセリンと同じ規格である。         頻度不明(接触皮膚炎)                       軟膏基剤として調剤に用いる。また、皮膚保護剤として用いる。
白色ワセリン(局方から)
プロペト
局方から・中性で、刺激性がほとんどなく寒暖により、粘稠度があまり変わらず、植物性又は動物性油脂のように光、湿気によって酸敗することが少ない安定な優れた軟膏基材である。
・白色ワセリンは黄色ワセリンをさらに脱色したもので本質的に相違はない。
        プロペト:頻度不明(接触皮膚炎 )               プロペト:眼科用の基剤として使用する場合は、調製後滅菌処理をすること。
白色ワセリン:吸水性と,皮膚への浸透性が少なく,粘着性が強い。ろう,ステアリルアルコール,ラノリンなどを添加すれば吸水性は増加する。また、発赤,発疹,そう痒感等の過敏症状があらわれた場合には,使用を中止すること。
・ときに、漂白操作が不完全のため、刺激性が黄色ワセリンより強いことがある。
      プロペト:眼科用軟膏基剤、一般軟膏基剤として調剤に用いる。また、皮膚保護剤として用いる。
白色ワセリン:軟膏基材として用いる。また皮膚保護剤としても用いる。
下界との接触及び水分の蒸散を遮断できるため、創傷面及び肉が面の保護や手足のひび、あかぎれにそのまま薄く塗布する。
鎮痒成分 塩酸ジフェンヒドラミン 外用はなし
ジフェンヒドラミンはあり
→レスタミンコーワ軟膏
アレルゲンを塗布または皮内注射したときに起こる発赤、膨疹、そう痒などのアレルギー性皮膚反応は、本剤の1回塗布により著明に抑制される。           頻度不明(過敏症)         炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。   使用部位:眼のまわりに使用しない。     通常、症状により適量を1日数回、患部に塗布または塗擦する。 蕁麻疹、湿疹、小児ストロフルス、皮膚そう痒症、虫さされ
抗炎症成分 グリチルレチン酸 デルマクリン軟膏 グリチルレチン酸は急性炎症に対する抗炎症作用(浮腫抑制-ラット、肉芽腫抑制-ラット、抗紅斑-モルモット)を有する。抗炎症作用は主成分であるグリチルレチン酸の化学構造がハイドロコーチゾンの化学構造に類似しているところによると推定される。           5%以上又は頻度不明(過敏症)             眼科用として使用しない     通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。 湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎

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