資料4−26 |
製品群No. 44
カルシウム主薬製剤
リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意す べき副作用のおそれ |
D 濫用のお それ |
E 患者背景(既往歴、治療状況等) (重篤な副作用につながるおそれ) |
F 効能・効果(症状の悪化に つながるおそれ) |
G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ 化等に伴う 使用環境の 変化 |
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評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤 との併用により 重大な問題が 発生するおそれ) |
併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限 があるもの |
過量使用 ・誤使用 のおそれ |
長期使用に る健康被害 のおそれ |
用法用量 | 効能効果 | ||||||||||
カルシウム補給成分 | グルコン酸カルシウム | カルチコール末 | 抗テタニー作用,低カルシウム血症改善作用 | リン酸エストラムスチンナトリウム(リン酸エストラムスチンナトリウムの効果が減弱) | 強心配糖体(強心配糖体の作用を増強)、テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム(これらの薬剤の効果が減弱)、非脱分極性筋弛緩剤(これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱) | 高カルシウム血症・結石症(頻度不明) | 頻度不明(食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,胃痛、けん怠感) | 高カルシウム血症、腎結石〔腎結石を助長〕、重篤な腎不全〔組織への石灰沈着を助長〕、リン酸エストラムスチンナトリウムを投与中〔リン酸エストラムスチンナトリウムの効果が減弱〕 | 活性型ビタミンD製剤を服用、強心配糖体の投与を受けている、高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者、高齢者 | 高カルシウム血症となる可能性がある.食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,筋力低下,多飲多尿,精神症状等があらわれ,さらに重篤になると不整脈,意識障害が出現する。高齢者では高カルシウム血症が起こりやすい。 | 長期投与により高カルシウム血症・結石症が現れることがある。 | グルコン酸カルシウムとして,通常成人1日1〜5gを3回に分割経口投与する. なお,年齢,症状により適宜増減する.高カルシウム血症があらわれやすいので,用量に留意すること.高齢者では腎機能が低下していることが多く、高カルシウム血症があらわれやすいので用量に留意すること。 高齢者では用量に留意。 |
低カルシウム血症に起因する下記症候の改善 テタニー,テタニー関連症状 小児脂肪便におけるカルシウム補給 |
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炭酸カルシウム | 炭カル錠 「ヨシダ」 |
沈降炭酸カルシウムは不溶性カルシウム製剤の1種で、制酸作用を呈し、また吸着作用もあらわすので胃潰瘍及び胃酸過多症に制酸薬として用いる | テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム・鉄剤 (これらの薬剤の吸収を阻害し、効果を減弱)、高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤(これらの作用を減弱)、活性型ビタミンD製剤(高カルシウム血症があらわれる)、大量の牛乳(milk-alkali syndromeがあらわれる)、ジギタリス製剤(ジギタリス製剤の作用を増強) | 頻度不明(高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調、悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸の反動性分泌等)、頻度不明(長期・大量投与で腎結石、尿路結石) | 頻度不明 (過敏症) |
甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症(病態に悪影響) | 腎障害、心機能障害、肺機能障害、便秘、高カルシウム血症、高齢者 | 長期・大量投与で腎結石、尿路結石 | 沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。 | 下記疾患における制酸作用と症状の改善胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む) |