資料4−16 

製品群No. 18
浣腸薬

  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意す
べき副作用のおそれ
D 濫用のお
それ
E 患者背景(既往歴、治療状況等)
(重篤な副作用につながるおそれ)
F 効能・効果(症状の悪化に
つながるおそれ)
G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ
化等に伴う
使用環境の
変化
   
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化    
併用禁忌(他剤
との併用により
重大な問題が
発生するおそれ)
併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限
があるもの
過量使用
・誤使用
のおそれ
長期使用に
る健康被害
のおそれ
用法用量 効能効果
直腸大腸刺激成分 グリセリン グリセリン
浣腸
「オヲタ」
直腸内の水分を吸収することに伴う刺激作用により腸管の蠕動亢進、浸透作用により糞便を軟化、潤滑化させ排便を促す。         頻度不明(腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・熱感、残便感等、血圧変動) 頻度不明(過敏症)   腸管内出血・腹腔内炎症・腸管に穿孔又はそのおそれ(腹膜炎誘発・症状増悪・溶血・腎不全)、強い全身衰弱(衰弱状態悪化・ショック)、下部消化管術直後(腸管縫合部離解)、吐気・嘔吐・激しい腹痛・急性腹症の疑い(症状悪化) 局所(腸管、肛門)の炎症・創傷,腸管麻痺.重症の硬結便・重篤な心疾患、乳児、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人   浣腸用にのみ使用、妊婦では子宮収縮の誘発(流早産)   挿入時の損傷、溶血に注意 連用による耐性の増大等のため効果が減弱するので長期連用を避けること。   1回1コ(50%30〜150mL)を直腸内に注入する。
高齢者は少量から開始。
便秘、腸疾患時の排便
D−ソルビトール D−ソルビトール液「日研」 肝疾患時の肝グリコーゲンの生成量増加。抗ケトン作用。緩下作用を有する。     ポリスチレンスルホン酸カルシウムのソルビトール懸濁液の経口投与により腸穿孔・腸潰瘍・腸壊死   (頻度不明)腹痛・下痢・腹部膨満・放屁(大量投与)               大量で腹痛・下痢・腹部膨満・放屁、
注腸しないこと(外国,ポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液の注腸投与による結腸壊死)
    1.X線造影剤に添加して経口投与する。添加量はX線造影剤中の硫酸バリウム100gに対してD-ソルビトールとして10〜20g(13〜27mL)とする。
2.必要量を経口投与
1.消化管のX線造影の迅速化、消化管のX線造影時の便秘の防止
2.経口的栄養補給
ピサコジル テレミンソフト坐薬 結腸・直腸の粘膜に選択的に作用し、蠕動運動を促進する。腸粘膜への直接作用により、排便反射を刺激する。結腸腔内における水分の吸収を抑制し、内容積を増大する。         頻度不明 (直腸刺激感、直腸炎、腹部不快感、腹痛、肛門部痛、肛門部不快感等) 頻度不明 (過敏症状)   ・急性腹症・痙攣性便秘・重症の硬結便(症状の悪化)
・肛門裂創、潰瘍性痔核(坐剤挿入に伴う物理的、機械的な刺激を避けるため)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人       妊婦又は妊娠している可能性婦人への大量投与で流早産の危険性。     ビサコジルとして、通常1回、乳幼児は2mgを、1日1〜2回肛門内に挿入する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
便秘症
消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除
その他 クエン酸ナトリウム                                      

トップへ