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資料 5

院内感染対策中央会議の「提言」について


 院内感染対策中央会議における技術的検討の一環として、医療機関における院内感染対策において留意するべき具体的事項や技術的助言等について、構成員の発言や議論等の結果を踏まえ、「提言」として取りまとめるものである。

 「提言」は、原則として各回ごとに取りまとめることとし、テーマは、座長や構成員からの提案を踏まえ、開催の事前に決定するものとする。

 「提言」の案については、各回における構成員の発言をもとに事務局において取りまとめ、座長及び構成員の確認及び修正等を経た後、ホームページその他の方法にて公表することとする。


 〔「提言」のテーマ〕

  第 1回(平成17年1月13日)
「医療機関における集団院内感染の発生に際する対応のあり方について」(案)

(第2回以降は未定)



(別紙)

医療機関における集団院内感染の発生に際する対応のあり方について(案)


 報道等によると、各地の医療機関において、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)をはじめとした各種の病原体に起因する集団院内感染事例が依然発生しているが、こうした状況に鑑み、集団院内感染が疑われる事例が発生した際に、医療機関がとるべき具体的対応方針について、「提言」として取りまとめてはどうか。
 なお、「提言」の取りまとめに際しては、例えば以下の事項等の中心に議論してはどうか。

 ○ 医療機関における集団院内感染の発生の判断について

 ○ 医療機関から患者等への適切な説明について
患者、家族その他関係者への適切な説明について
説明の時期、方法、内容等について  等

 ○ 医療機関から自治体への情報提供について
感染症予防法に基づく発症者の届出について
任意の情報提供について  等

 ○ 自治体から医療機関への指導のあり方について
保健所や地方衛生研究所等を活用した技術的な助言について
地域における院内感染対策の専門家の紹介について  等

 ○ 医療機関から外部への公表について
公表の時期、方法、内容等について
公表される情報の範囲等について
個人情報の保護について  等

 ○ 医療機関内における原因究明のあり方について
院内サーベイランスの実施について
外部の専門家等の活用による原因究明について  等



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