化膿性疾患用薬
リスクの程度 の評価 |
A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそ れ |
E 患者背景(既往歴、治療状況等) (重篤な副作用につながるおそれ) |
F 効能・効果(症状の悪化に つながるおそれ) |
G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等 に伴う使用 環境の変化 |
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併用禁忌(他剤 との併用により 重大な問題が 発生するおそ れ) |
併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性 に基づく もの |
特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限 があるもの |
過量使用 ・誤使用 のおそれ |
長期使用 による 健康被害 のおそれ |
用法用量 | 効能効果 | ||||||||||
抗菌成分 | スルファメトキサゾール | 外用薬としてなし | ||||||||||||||||||
スルフイソミジン | 医療用医薬品としてなし | |||||||||||||||||||
スルファジアジン | テラジアパスタ | スルファジアジンは,皮膚の細菌感染の原因となるブドウ球菌(MIC:3μg/mL),大腸菌(MIC:3μg/mL)等に抗菌力を示す。 | 頻度不明(菌交代現象、その他:内服,注射等全身投与の場合と同様な副作用) | 頻度不明(過敏症) | サルファ剤過敏症の既往歴 | ・薬物過敏症の既往歴 ・光線過敏症の既往歴 ・エリテマトーデス |
・疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。(耐性菌の発現等を防ぐため) | 眼科用として使用しないこと。 | ・長期使用は避けること(内服,注射等全身投与の場合と同様な副作用発現)。 | 通常,症状により適量を1日1〜数回直接患部に塗布または無菌ガーゼにのばして貼付する。 | 適応菌種 本剤に感性のブドウ球菌属,大腸菌 適応症 表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,外傷・熱傷および手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染 |
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ホモスルファミン | 配合剤のみ | |||||||||||||||||||
殺菌成分 | サリチル酸 | サリチル酸 | 抗真菌作用を有し、特に白癬菌に対して1000〜4000倍で発育を阻止,角質溶解作用も有する。 | 頻度不明(発赤、紅斑等) 頻度不明(長期・大量投与時、内服、注射等全身的投与の場合と同様な副作用) |
頻度不明 (過敏症) |
本剤過敏症の既往歴 | ・妊婦または妊娠の可能性のある婦人 ・低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児 ・広範囲の病巣 |
患部が化膿しているなど湿潤、び爛が著しい場合:あらかじめ適切な処置を行った後使用する | 長期間使用しても症状の改善が認められない場合:改めて診断し適切な治療を行うことが望ましい。 | 眼には使用しない。 | 副作用の発現増加 | 症状に応じて下記の濃度の軟膏剤、または液剤とし、1日1〜2回塗布または散布する。 小児サリチル酸として0.1〜3% 成人サリチル酸として2〜10% なお、疣贅、鶏眼、胼胝腫には、通常サリチル酸として50%の絆創膏を用い、2〜5日目ごとに取りかえる。 |
・絆創膏として:疣贅・鶏眼・胼胝腫の角質剥離 ・軟膏または液剤として:乾癬、白癬(頭部浅在性白癬、小水疱性斑状白癬、汗疱状白癬、頑癬)、癜風、紅色粃糠疹、紅色陰癬、角化症(尋常性魚鱗癬、先天性魚鱗癬、毛孔性苔癬、先天性手掌足底角化症(腫)、ダリエー病、遠山連圏状粃糠疹)、湿疹(角化を伴う)、口囲皮膚炎、掌蹠膿疱症、ヘプラ粃糠疹、アトピー性皮膚炎、ざ瘡、せつ、腋臭症、多汗症、その他角化性の皮膚疾患 |
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殺菌成分 | 塩酸クロルヘキシジン | グルコン酸塩として 5%ヒビテン液 |
抗菌作用(in vitro試験) ・広範囲の微生物に作用し、グラム陽性菌には低濃度でも迅速な殺菌作用を示す。 ・グラム陰性菌には比較的低濃度で殺菌作用を示すが、グラム陽性菌に比べ抗菌力に幅がみられる。 ・芽胞形成菌の芽胞には効力を示さない。 ・結核菌に対して水溶液では静菌作用を示し、アルコール溶液では迅速な殺菌作用を示す。 ・真菌類の多くに抗菌力を示すが、全般的に細菌類よりも抗菌力は弱い。 ・ウイルスに対する効力は確定していない。 作用機序 作用機序は十分には解明されていないが、比較的低濃度では細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的漏出や酵素阻害を起こし、比較的高濃度では細胞内の蛋白質や核酸の沈着を起こすことが報告されている。 |
ショック(0.1%未満) | 0.1%未満 (過敏症) |
・クロルヘキシジン製剤過敏症の既往歴 ・脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)(聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。) ・膣、膀胱、口腔等の粘膜面(ショック症状の発現が報告されている。) ・産婦人科用(膣・外陰部の消毒等)、泌尿器科用(膀胱・外性器の消毒等)には使用しない。 ・眼 |
・薬物過敏症の既往歴 ・喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴 |
・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・外用にのみ使用する。. ・眼に入らないように注意する。 |
本品は下記の濃度(グルコン酸クロルヘキシジンとして)に希釈し、水溶液又はエタノール溶液として使用する。 効能・効果 用法・用量 (使用例) (1)手指・皮膚の消毒 0.1〜0.5%水溶液(本剤の50倍〜10倍希釈) (通常時:0.1%水溶液(30秒以上) 汚染時:0.5%水溶液(30秒以上) ) (2)手術部位(手術野)の皮膚の消毒 0.1〜0.5%水溶液(本剤の50倍〜10倍希釈)又は0.5%エタノール溶液(本剤の10倍希釈) (0.5%エタノール溶液 ) (3)皮膚の創傷部位の消毒 0.05%水溶液(本剤の100倍希釈) (0.05%水溶液) (4)医療用具の消毒 0.1〜0.5%水溶液(本剤の50倍〜10倍希釈)又は 0.5%エタノール溶液(本剤の10倍希釈) (通常時:0.1%水溶液(10〜30分) 汚染時:0.5%水溶液(30分以上) 緊急時:0.5%エタノール溶液(2分以上) ) (5)手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒 0.05%水溶液(本剤の100倍希釈) (0.05%水溶液 ) |
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抗ヒスタミン成分 | 塩酸ジフェンヒドラミン | →ジフェンヒドラミン(塩酸塩ではない) レスタミンコーワ軟膏 |
ヒトにヒスタミン溶液、ツベルクリン液、サワギク等のアレルゲンを塗布または皮内注射したときに起こる発赤、膨疹、そう痒などのアレルギー性皮膚反応は、本剤の1回塗布により著明に抑制される。 | 頻度不明 (過敏症) |
炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。 | ・眼のまわりに使用しない。 | 通常、症状により適量を1日数回、患部に塗布または塗擦する。 | 蕁麻疹、湿疹、小児ストロフルス、皮膚そう痒症、虫さされ |