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外国債券のパッシブ運用とはどのようなものか。 |
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外国債券については、シティグループの世界国債インデックスをベンチマークにしているので、これに追随するような運用を行っている。 |
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15年度の外国債券の運用成績を見ても、アクティブ運用とパッシブ運用の差が大きくなっている。ベンチマークといっても様々なものがあるので、どのようなベンチマークを使用するのかよく検討する必要があるのではないか。 |
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15年度に解約された運用機関のうちガイドライン違反によるものはあったか。また、3年ごとに行うとされている運用機関の見直しは16年度に行うのか。 |
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ガイドライン違反による解約はなく、基本的には、評価の低い運用機関を解約している。また、13年度から新しい運用の仕組みになったが、運用機関の見直しについては、3年経たずに14年度から始めている。現在はまだ当初段階であるため3年のルールどおりとなっていないが、今回見直したものについては3年程度経ってから再度見直しをするという考え方となっている。 |
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実質的な運用利回りを求めるときに用いる名目賃金上昇率とは、一人あたりの賃金なのか全体の賃金なのか、今後は明確に区別した方がいいのではないか。 |
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これは一人あたりの賃金上昇率であるが、記述の方で紛れのないように気をつけていきたい。 |
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情報公開、国民の理解という観点から申し上げたい。前回も言ったことだが、対ベンチマークでの超過収益率に関して、国内債券も国内株式も外国株式もベンチマークを下回っているのに、23ページの(6)資産全体というところで、超過収益率がプラス0.42%と唐突に出てくるのは奇異である。全体としてどういう理由でプラス0.42となったのか説明した方がいいのではないか。また、1年間の資金全体の流れを示すような資料を示していただきたい。 |
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各資産ごとの運用結果については、23ページの資産全体の前のところで説明させていただいているつもりである。また、資産全体については、これ自体の確保が目標ではないが、ルール上比較することになっており、ここでは客観的事実を記載している。いずれにせよ、御指摘のあった資金全体の流れの関係も含め、工夫の余地があれば、次回以降工夫していきたい。
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