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平成16年度感染症報告事例のまとめ(前回報告分以降)について


 平成16年8月10日開催の運営委員会への報告分以降、報告(新規及び追加)があった感染症報告(疑い事例を含む。供血者からの情報により開始した遡及調査によるものを除く。)は、輸血用血液製剤42件、血漿分画製剤14件である。輸血用血液製剤の内訳は、
(1)B型肝炎報告事例: 14
(2)C型肝炎報告事例: 16
(3)HIV感染報告例: 0
(4)その他の感染症報告例: 12

 B型肝炎報告事例
(1)輸血前後に感染症検査で陽転した事例は12例。
(2)血液製剤を提供した献血者の保管検体の個別NAT陽性の事例は0例ある。
(3)輸血後に死亡したとの報告を受けた事例は0例(劇症化例含む)である。

 C型肝炎報告事例
(1)輸血前後に感染症検査で陽転した事例は15例。
(2)使用した血液製剤を提供した献血者の保管検体の個別NAT陽性事例は0例。
(3)輸血後に死亡したとの報告を受けた事例は0例。

 HIV感染報告事例
 HIV感染報告事例は0例である。

 その他感染症報告事例
(1)血液製剤を提供した献血者の保管検体の個別NAT又は無菌試験陽性事例は0例である。
(2)輸血後に死亡したとの報告を受けた事例は1例である。

 血漿分画製剤での報告事例
(1)1例は既に報告済み(バクスターのアルブミン製剤例)。3例(乾燥抗破傷風人免疫グロブリン・乾燥スルホ化免疫グロブリン、インターフェロンβ1b)については、製造業者に患者や製剤に関する調査を実施した(一覧表に記載)。
(2)7例は15年程度前の事例であり、また、輸血前後の感染症検査を実施したか否か不明。
(4)新規3例(タココンブ、pH4処理酸性免疫グロブリン、人血清アルブミン)は調査中。なお、人血清アルブミンは輸血用製剤併用例であり、輸血用血液製剤側からも感染症報告も提出されている。


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