資料3 |
1 | 高齢者の尊厳に欠く表現であること。
「痴」には「おろかなこと、ばか」という意味があり、また、「呆」には「おろかなこと、あきれる、あっけにとられる」という意味がある。「痴呆」という用語そのものは、「あほう」という意味から由来しており、「痴呆」と呼ばれる高齢者に対する尊厳やいたわりを欠く表現である。 |
2 | 「痴呆」の状態や症状について、誤解を招く表現であること。
「痴呆」という用語は、「痴呆」になると「なにもわからない」、「なにもできない」状態になるという誤解を生じさせる一因となっている。こうした誤解があるために、本人が抱いている不安や焦りの気持ちを周囲が理解することの妨げとなっており、本人ができることまで周囲がやってしまい本人の能力を更に低下させることにつながっている。 |
3 | 「痴呆」の診断や予防が進みにくいという弊害があること。
「痴呆」という用語は、「痴呆」と判断されることに対する恐怖心や恥ずかしさを感じさせ、このことが痴呆の早期診断や痴呆予防教室への参加が進まない一因となっている。 |
1 | 「精神薄弱」を「知的障害」に変更したケース
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2 | 「(精神)分裂病」を「統合失調症」に変更したケース
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