薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会
新開発食品評価第一調査会議事要旨

日時:平成16年8月31日(火)15:00〜18:00
場所:厚生労働省18階共用第22会議室

出席者:井藤委員、久代委員、合田委員、斎藤委員、志村委員、山崎委員
(事務局): 室長、専門官、係長、試験担当者

1 審議品目
以下の品目について、申請資料等に基づき、安全性及び効果の審査を行った。

(1)γ−アミノ酪酸(GABA)を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(錠菓)

本商品における許可を受けようとする表示の内容及び表示見本の記載事項を適正に改めること等の指摘がなされ、それらに対する回答を事務局が確認した上で安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(2)海苔オリゴペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(顆粒)

関与成分の分析試験法を再度検討することと等の指摘がなされ、それらに対する回答を事務局が確認した上で安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(3)植物性ステロールを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロール値が気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(半個体状ドレッシング)

当該品を用いたヒト試験結果において有効性が明確でないこと等の指摘が出され、継続審議することとされた。

2 確認品目

食品衛生分科会における確認事項の新開発食品調査部会に係る確認事項別紙参考(「安全性及び効果の審査を経ているものとする食品の取扱い」)に該当するものか否か等の確認を求めた。

(1)グロビン蛋白分解物を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、中性脂肪が気になる方の食生活改善に役立つ旨を特定の保健の用途とする食品(炭酸飲料)

当該食品のようなアルコールが含有された食品を特保として許可するかどうか新開発食品調査部会で審議することとされた。

(2)大豆たんぱく質を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロールが高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(調整豆乳)

当該品を用いたヒト試験結果において有効性が明確でないこと等の指摘が出され、継続審議することとされた。

(3)難消化性デキストリンを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血糖値が気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(清涼飲料水)

表示見本について、記載事項を適正に改めることの指摘がなされ、それらに対する回答を事務局が確認した上で安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(4)難消化性デキストリンを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロールが高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(粉末、2品)

安全性について確認すること等の指摘がなされ、それらに対する回答を事務局が確認することとなった。

(5)難消化性デキストリンを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血糖値が気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(清涼飲料水、2品)

表示見本について、記載事項を適正に改めること等の指摘がなされ、それらに対する回答を事務局が確認した上で安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(照会先)
厚生労働省医薬食品局食品安全部
基準審査課新開発食品保健対策室
 TEL:03-5253-1111(内線2458)


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