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資料1

「在宅及び養護学校における日常的な医療の
医学的・法律学的整理に関する研究」について


 検討課題
(1)ALS以外の在宅患者に対するたんの吸引行為に関する医学的・法律学的整理
(2)養護学校における医療ニーズの高い児童生徒に対するケア((1)たんの吸引、(2)経管栄養、(3)自己導尿の補助)に関する医学的・法律学的整理

 時期
 平成16年度厚生労働科学研究(医療技術評価総合研究)として、5月から別紙のメンバーにより研究を開始する(研究の打ち合わせ会議は非公開。)。 養護学校に係る部分については7月を目途に一定のとりまとめを目指す。その後、ALS以外の在宅患者に対するたんの吸引行為について、できるだけ早期にとりまとめる。


<参考>

 文部科学省においては、すでに一定の条件の下で養護学校の教員が行う医療行為について実践研究を行っている。今回の研究は、この実践研究を踏まえ、養護学校における以下の3行為が安全かつ適切に行われる条件について医学的・法律学的な観点から検討を行うもの。
(1) 咽頭より手前の吸引
(2) 咳や嘔吐、喘鳴等の問題のない児童生徒で、留置されている管からの注入による経管栄養(ただし、経管の先端位置の聴診器による判断は除く。)
(3) 自己導尿の補助

 在宅で療養しているALS患者に対するたんの吸引行為については、平成15年6月、「看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会」において、3年後の見直しを前提に、医師の関与やたんの吸引を行う者に対する訓練など一定の要件を満たしていればやむを得ないものと整理されたところ。今回の研究では、ALS患者以外のたんの吸引を必要とする在宅療養患者について、改めてその取扱いの検討を行うもの。


[別紙]

在宅及び養護学校における日常的な医療の医学的・法律学的整理に
関する研究会委員名簿

青木重孝 (社)日本医師会常任理事
阿部俊子 (社)日本看護協会副会長
飯野順子 筑波大学附属学校教育局教授
伊藤道哉 東北大学大学院医学系研究科講師
井上愛子 東京都立多摩立川保健所企画調整課
川村佐和子 東京都立保健科学大学保健科学部看護学科教授
北住映二 心身障害児総合医療療育センター外来療育部長
木村光江 東京都立大学法学部教授
島崎謙治 国立社会保障・人口問題研究所副所長
中桐佐智子 吉備国際大学保健科学部看護学科学科長
樋口範雄 東京大学大学院法学政治学研究科教授(英米法)
福原信義 上越総合病院神経内科(脳神経センター長)
山路憲夫 白梅学園短期大学福祉援助学科教授
※ 敬称略
※ 五十音順


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