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〈参考資料1〉

臓器提供施設より報告された診断・治療概要

2002年    
4月6日 1:13 仕事中に突然の頭痛、嘔気を訴え、その後意識障害に陥ったため同僚が救急車を要請した。
2:10 当院高度救命救急センターに搬入された。来院時重度意識障害(JCS200)、自発呼吸減弱。対光反射は右消失、左減弱。直ちに気管挿管が施行された。頭部CT検査で脳底槽を中心にびまん性のくも膜下出血が認められ入院となった。最重症のくも膜下出血(Grade5)と診断され、緊急手術の適応はなく、保存的に治療する方針とした(ご家族にも同様の治療方針を説明した)
8:30 血圧低下、自発呼吸消失、瞳孔散大に陥り、脳保護、呼吸・循環管理を中心とする集中治療に専念する方針とした。
4月10日 19:00 家族よりドナーカードの所持を確認したが、現在は治療に専念する旨伝える。
4月13日 10:30 臨床的脳死診断開始。
12:05 臨床的脳死診断
18:10 家族の説明希望の要望を受け、ネットワークに連絡
18:41 コーディネーター到着。患者家族への説明開始
4月14日 0:23 脳死判定承諾書、臓器提供承諾書に家族が署名捺印
2:27 第1回脳死判定開始
3:50 第1回脳死判定終了
9:59 第2回脳死判定開始
11:16 第2回脳死判定終了
11:32 当院脳死判定委員会開催
12:10 当院脳死判定委員会終了
  病死にて死亡診断書作成
18:00 記者会見開始
18:30 記者会見終了
20:48 全ての臓器摘出チームが到着/摘出開始
4月15日 0:12 全ての臓器搬出終了
1:00 患者出棺


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