(1) | 「痴呆専門看護婦」
○ | 公的な呼称・資格ではないが、痴呆性高齢者の専門的なケアを行える人に対するニーズが高いため、主に南部の地方でこうした呼称が定着しつつある。 |
○ | 大学で3年間専門看護教育を受けた後、臨床の現場(病院、訪問看護婦、施設勤務)を最低1年〜1年半経験し、再度大学に戻り、老年科や痴呆科の教育を1年間受けた者のことを意味する。 |
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(2) | 「痴呆研修を受けた介護保健士」
○ | 介護保健士(注)のうち1週間程度の痴呆研修を受けた者。
(注) | 介護保健士とは、高校で準備されている15程度の専門コースのうち「介護」コースを3年間受けることで資格取得。スウェーデンではホームヘルパーや医療施設のケアワーカーにもこの「介護保健士」が就くようになってきている。 |
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(3) | 人材養成機関の例
○ | シルビア研修センター(非営利法人が運営する痴呆ケアの研修機関)
・ | 痴呆性高齢者専門のケアワーカー、介護保健士向け教育機関。 |
・ | 痴呆性高齢者を介護するための理論と実践を教育し、リーダーを養成。 |
・ | 研修期間は1年間。 |
・ | 研修内容は、問題解決型の手法を取り入れた併設デイケアセンターでの実技研修や、大脳生理学から痴呆の症状まで、痴呆症の介護に必要な医学や心理学の専門知識の学習。 |
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