日時 | : | 平成15年9月17日(水) 19:00〜21:00 |
場所 | : | 霞ヶ関ビル33階・東海大学校友会館「阿蘇の間」 |
出席者 | : | 岩本座長、 今井、岡田、杉浦、半田、三代、水落、宮村、山口各委員 (事務局) 金井血液対策課長、浦山企画官、田中課長補佐、辻阪課長補佐、 丈達課長補佐、他 |
議題 | : | 個別NAT陽性血液が混入した原料血漿由来の血漿分画製剤の取扱いについて |
(審議概要)
本年6月12日の血液対策課長通知に基づき日本赤十字社が実施している遡及調査の結果、HBVの個別NAT陽性血液が37本あり、その一部が原料血漿に混入していたことが判明したため、かかる血液を原料血漿として用いた血漿分画製剤の安全性に関する所見について、本調査会の前に開かれた運営委員会からの申し送り事項を踏まえ、血漿分画製剤の製造業者から意見を聴取しつつ、検討を行った。
その結果、対象製剤については、製造業者から提出された資料や血漿分画製剤による感染事例が発生していない状況等から、現時点においては、対象製剤を回収する科学的かつ積極的理由はないものと考えられるが、このことについて社会的合意を得るためには、可能であれば、個別NAT陽性血液が混入した原料血漿に由来する血漿分画製剤による健康被害の発生に関する調査を実施し、安全性に関する科学的根拠を収集することが望ましい等とする調査会意見を取りまとめた。