IV 社会生活指標の作成・分析
1. | 社会生活指標の考え方 |
1-1. | 変局点と社会生活指標作成の意義
本章では、「変局点」と呼ばれる最低限度の生活を確保するために必要な収入や消費支出の水準を探ることとする。
図表 ⅳ-1. 変局点の考え方
変局点を抽出するために、「社会生活に関する調査」の質問項目を活用して、その生活水準を示す指標(「社会生活指標」という。)を作成した。 |
1-2. | モデルの概要 |
(1) | 一般流布モデル
ほとんどの調査対象世帯が所有している、もしくは生活実態として行っているものを項目として選択している。
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(2) | 生活格差モデル
調査対象世帯によって、所有の有無、生活実態としての行為に格差がある質問項目を選択している。 図表 ⅳ-3.生活格差モデル(ダミー変数)の項目と得点化基準
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(3) | 収入モデル
収入との相関が比較的強い質問項目を選択している。 図表 ⅳ-4.収入モデルの項目と得点化基準
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9 | OECD方式とは、世帯人員の平方根を用いて補正が行われている。ここでは、3人世帯を基準とするので、家計の収入、支出を以下のような係数で除して等価スケールとしている。
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