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 2.10大消費支出項目別にみた実態

 10大消費支出の平均値4をみると、「住居費」を除き生計簿が高い。生計簿と家計簿を比較して最も差がある項目は「その他消費支出5」で、その差は約2万7千円となり、次いで差のある項目は「交通・通信費」で、差は約1万6千円である。生計簿、家計簿において差がみられなかった項目6は「住居費」、「家具及び家庭用品費」である。

図表 ⅲ-3.家計収支の概要
図

 構成比でみると、生計簿、家計簿とも「食料費」の占める割合が高く、生計簿が23.8%、家計簿が31.4%となっている。次に、生計簿では「その他消費支出」が19.7%、家計簿では「住居費」が19.3%となっている。平成13年の家計調査年報で一般勤労者世帯の状況をみると、「その他消費支出(24.7%)」の占める割合が高く、次いで「食料費(22.2%)」である。

図表 ⅲ-4.10大消費支出の構成比
図



4 はずれ値の補正を行った関係で、10大消費支出項目を合計しても消費支出と一致しない。
5 「その他消費支出」には、諸雑費(理美容用品等、身の回り用品、たばこ、冠婚葬祭費等)、こづかい、交際費、仕送り金品等が含まれる。
6 消費支出項目の平均値をT検定し、有意(5%水準)にならなかった費目を差の無い項目としている。


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