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薬事食品衛生審議会血液事業部会運営委員会の当面の課題について


薬事食品衛生審議会・血液事業部会運営委員
運営委員長 殿

薬事食品衛生審議会・血液事業部会運営委員会
委員 花井十伍

 旧中央薬事審議会企画・制度特別部会及び国会における血液関連法整備の議論の経緯から、本委員会において、局を横断した、血液事業運営監視機能が期待されるところである。こうした点を踏まえ、本委員会では我が国の血液事業運営に関する施策と安全監視に関する施策の方向性を血液事業部会に提案するとともに、国の担当部局や検討会等とも連携を図り、積極的役割を果たす必要がある。当面以下の問題の検討が必要である。

国の安全監視体制の評価提案
 来年度以降国は、医薬品全般の安全監視体制を独立行政法人医薬品医療機器総合機構と連携して行う事となる。この体制において、血液製剤と血液製剤代替医薬品の安全監視体制が十分強化されるための施策。

輸入血液製剤、輸入代替製剤の安全監視に関する提案
 海外における採血や生物由来原料採取の現状は、国内に比べ相対的に情報が不足しがちである。こうした現状を踏まえ、どのような安全監視が必要か検討する必要がある。

輸血用血液製剤の安全対策の推進状況の評価
 白血球除去、不活化などの導入が速やかに行われているかを評価し推進のための施策の検討。遡求調査や問診の在り方の現状分析と評価。

国内献血を原料とした血漿分画製剤の製造に関する提案
 献血由来の製品を使いたくても献血由来の製品が存在しない品目がある。血漿分画製剤の製造の在り方に関する検討会とも連携を図り、血漿分画製剤の国内製造の推進に関する提案。

献血推進に関する提案
 若年層の献血離れに歯止めをかける施策は、厚生労働省だけで完結できない。教育現場との連携や若者の文化を踏まえた献血推進体制の施策が必要とされている。

以上


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