照会先:健康局疾病対策課 菊岡・片岡 (代表)03-5253-1111 (内線)2353・2368 |
1. | 本日、厚生科学審議会疾病対策部会クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会(委員長:北本 哲之・東北大学医学部教授)が開催されました。 | ||||
2. | 「プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究班」クロイツフェルト・ヤコブ病サーベイランス委員会より、平成14年12月から平成15年2月までに調査された症例を加えた解析結果が報告・検討されました。
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3. | 過去のサーベイランスで情報収集していたものと合わせ、本委員会で把握しているプリオン病の症例の累積は、合計1,357例となりました。 | ||||
4. | 感染症予防法に基づくプリオン病の届出症例については、平成15年には7月31日現在で合計67例(概数)であった旨の報告がありました。 |
表1.患者の性別・発病年の分布
登録例全員 | 新規登録例 (再掲) |
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性別 | 男 女 |
169(41) 240(59) |
22( 42) 30( 58) |
発病年 | 平成7年以前 〃 8年 〃 9年 〃 10年 〃 11年 〃 12年 〃 13年 〃 14年 |
15( 4) 5( 1) 29( 7) 54( 13) 82( 20) 90( 22) 91( 22) 43( 11) |
0( 0) 1( 2) 1( 2) 0( 0) 1( 2) 8( 15) 26( 50) 15( 29) |
計 | 409(100) | 52(100) |
注) | 括弧( )内(%)は、四捨五入の関係で合計は100%にならないこともある。 |
表2.患者の発病時年齢の分布[病型別]
年齢(歳) | 全患者 | 孤発性 CJD1) |
硬膜移植 歴のある CJD |
遺伝性プリオン病 | ||
家族性 CJD2) |
GSS | FFI | ||||
登録例全員 | ||||||
1〜19 20〜29 30〜39 40〜49 50〜59 60〜69 70〜79 80〜89 計(全年齢に占める割合) [全患者に占める割合] |
2( 0) 2( 0) 7( 2) 25( 6) 92( 22) 142( 35) 113( 28) 26( 6) 409(100) [100] |
3( 1) 15( 5) 67( 21) 114( 35) 99( 31) 25( 8) 323(100) [ 79] |
2( 6) 2( 6) 1( 3) 4( 11) 8( 22) 13( 36) 6( 17) 36(100) [ 9] |
4( 13) 9( 29) 10( 32) 7( 23) 1( 3) 31(100) [ 8] |
3( 18) 2( 12) 7( 41) 4( 24) 1( 6) 17(100) [ 4] |
1(100) 1(100) [ 0] |
平均 標準偏差 |
64.3 11.3 |
65.9 10.0 |
56.6 16.0 |
62.3 10.4 |
53.8 11.8 |
57.0 - |
新規登録例(再掲) | ||||||
〜39 40〜49 50〜59 60〜69 70〜79 80〜89 |
1( 2) 8( 15) 19( 37) 22( 42) 2( 4) |
1( 3) 6( 16) 11( 30) 17( 46) 2( 5) |
3( 75) 1( 25) |
2( 20) 5( 50) 3( 30) |
1(100) |
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計(全年齢に占める割合) [全患者に占める割合] |
52(100) [100] |
37(100) [ 71] |
4(100) [ 8] |
10(100) [ 19] |
1(100) [ 2] |
0( -) [ 0] |
平均 標準偏差 |
67.8 7.7 |
68.2 8.2 |
66.0 3.7 |
66.6 7.1 |
73.0 - |
- - |
注 | 1) | プリオン蛋白遺伝子の検索を行っていない例を含む。 |
2) | プリオン蛋白遺伝子の変異を認めないが、CJDの家族歴がある例を含む。 | |
※ | この他に分類不能(硬膜移植歴の有無を調査中)が1例ある(60歳代。「全患者」には含まれている)。 括弧( )[ ]内(%)は、四捨五入の関係で合計は100%にならないこともある。 |