研究事業(研究事業中の分野名):免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
所管課:健康局疾病対策課 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
予算額の推移:
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○ 平成12年度感覚器障害及び免疫アレルギー等研究事業(免疫アレルギー等研究分野) 採択課題
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573,300 |
○ 平成13年度感覚器障害及び免疫アレルギー等研究事業(免疫アレルギー等研究分野) 採択課題
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643,800 |
○ 平成14年度免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業 採択課題
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1,150,250 |
○免疫アレルギー疾患予防・治療研究
研究課題 | 実施 期間 |
合計 金額 (千円) |
主任研究者 所属施設 |
氏名 |
イ 研究成果の学術的・国際的・社会的意義 |
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| 発表状況 | 特許 | 施策 | (4)研究の成果が分かるホームページのURLなど | |||||
原著 論文 (件) |
その 他 論文 (件) |
口頭 発表 等 (件) |
特許の出願及び取得状況 | 反映件数 | ||||||||||||
気管支喘息急性期治療における薬物の科学的根拠に関する研究 | 平成11-13年度 | 31,500 | 東京都立荏原病院 小児科 | 松井 猛彦 | β2刺激薬ハンドネブライザーと喘息死の関係に関する全国的症例対照研究、β刺激薬の安全性に関する基礎的、臨床的研究、テオフィリン薬の有効性・安全性、小児のステロイド薬使用、重症化に関与する気道リモデリング機序、遺伝子多型について多くの研究成果を挙げ、原著論文としてJ epidemiology、J Immunologyなど多くの雑誌に掲載され、また、日本アレルギー学会のシンポジウムなどでも取り上げられて、大きな反響を得た。 | β2刺激薬に関する研究成果の一部は小児喘息ガイドラインに紹介(2000年版、2002年版)されて一般への普及が計られた。また、本研究成果を基に、β2刺激薬使用上の注意事項について、喘息ガイドラインで強く注意が喚起された。さらに、本研究成果などを基に、β2刺激薬の位置づけ、使用法についてわが国の小児喘息治療ガイドラインが大幅に改訂され(2002年版)、全国に普及しつつある。 また、厚生省喘息予防・管理ガイドラインの2003年改訂版にも成果が反映される予定である。 | β2刺激薬ハンドネブライザー、特に、フェノテロールと喘息死の関係について社会的にも問題が提起され、混乱が生じた。これに対し、根拠となる研究成果を提示し、急性発作治療、長期管理のあるべき方向を示し、わが国の喘息死の減少と患者QOLの改善に貢献した。 | 176 | 71 | 119 | 0 | 2 | ||||
食物アレルギーの実態及び誘発物質の解明に関する研究 | 平成12-14年度 | 97,000 | 国立相模原病院 臨床研究センター 病態総合研究部 | 海老澤 元宏 | 全国23施設による食物負荷試験のネットワークで524例のブラインド法による負荷試験が行われた。全国2000名以上の医師の協力による食物アレルギーモニタリングにより食物アレルギーによる健康被害3840例が集積し原因抗原の分析がなさされた。食物アレルギーによる死亡例が5年間に16例存在することも明らかにされた。食物抗原の免疫学的認識機構が明らかにされ、耐性を獲得するための治療法の開発の可能性が報告された。 | 研究の成果により食品衛生法の改正がなされ、アレルギー物質を含む食品の表示において卵・牛乳・小麦・ソバ・落花生の5品目を法令で義務づけた。モニタリング調査の結果をアレルギー物質を含む食品表示の見直しに用いる予定である。研究活動により集積した食物アレルギーに関するデータ・知見を診療ガイドラインの作成につなげ医療水準の向上に役立てる。 | アップデートのデータにより食品表示を適切なものにし、診療ガイドラインを作ることにより医療の混乱を是正し食物アレルギー患者の生活の質の向上につながる。 | 75 | 12 | 66 | 1 | 2 | ||||
アレルギー疾患に係わる胎内・胎外因子の同定に関する研究 | 平成12-14年度 | 71000 | 群馬大学医学部 | 森川昭廣 | 本研究班において、アレルギー性疾患の発症に係る因子として遺伝要因と感染がクローズアップされ、また、臓器過敏性亢進に関わる因子では、増殖因子と細菌感染が病態に深く関与いていることを明らかにした。これらの成果は、Am J Respir Crit Care Medを始めたとした外国雑誌に掲載され、国内外から大きな反響があった。 | 現在、全国に普及している気管支喘息治療・管理ガイドライン、小児気管支喘息治療・管理ガイドライン、アトピー性皮膚炎の治療・管理ガイドラインに対して、今後さらに、今回の成果をもとにしたアレルギー疾患の治療・予防・管理に対する新たな項目を投じ得る意義深い研究となっている。 | 乳児気管支喘息とRSウイルス、アトピー性皮膚炎と耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など、病原微生物と生態における自然免疫と獲得免疫の関連を提示した。これらの成果は、病原微生物を、単に感染症の原因としてばかりでなく慢性疾患の発症要因として捉えることを明らかにし、さらなる研究を押し進める必要性を示唆している。 | 64 | 10 | 68 | 0 | 2 | ||||
気管支喘息の難治化の病態・機序の解明と難治化の予防・治療法の開発に関する研究 | 平成12-14年度 | 171,500 | 国立相模原病院臨床研究センター | 森 晶夫 | 軽症喘息のQOLはかなり改善されてきたが、重症喘息患者に対する治療効果は、未だ満足な水準に達していない。喘息難治化の機序の解明と、有効な治療・予防法の開発は、喘息分野に残された最大の課題であるが、世界的にも研究の困難さから立ち後れている。免疫応答、炎症反応、リモデリング、遺伝子多型等の喘息難治化に関与することが予想される多彩な病態生理学的要因を解明するため、それぞれの分野に重症喘息研究のエキスパートを擁し、難治化の分子細胞機序の解明、根治的解決法の開発を目指した。我が国の難治性喘息の現状を明らかにし、臨床アレルギー学的、免疫学的、細胞生物学的、遺伝学的アプローチを行った結果、シグナル伝達分子、遺伝子転写機構などの生物学的異常機構が複数解明されてきた。免疫応答、炎症、組織の改築に関連した、難治化予防策につながる多くのシードが得られた。 | 難治性喘息の概念は、治療法の進歩を加味して変遷するものと考えられるが、本研究班では、現時点での難治性喘息の定義、概念を確立した。詳細な症例登録調査の結果、発症から難治化にいたる期間が1〜2年以内と短期間のグループと10年以上の長期間のグループとの2群に大別されることが明らかになった。従来、難治性喘息は過去の不適切治療の結果とみなされてきたが、吸入ステロイドが普及したここ10年の間にも発生し続けていること、そもそも発症した時点で異なる要因(ステロイド低反応性)が存在することが明らかになった。ガイドラインで推奨されているearly interventionは難治性喘息の観点からは必ずしも十分でないことが考えられる。 | ステロイドの効果不全をきたす分子機構の解明は、難治性喘息のみならず他のステロイド抵抗性の難治性炎症疾患(リウマチ、SLE、自己免疫性血管炎等)の病態解明・治療法開発に道をひらくもので医学的意義が大きい。 | 108 | 8 | 39 | 1 | 1 | ||||
アトピー性皮膚炎の病因・病態の解明及び新治療法の開発に関する研究 | 平成12-14年度 | 22500 | 東京科歯科大学医師学総合研究科環境皮膚免疫学分野 | 西岡 清 | ア. アトピー性皮膚炎のアレルギー炎症での浸潤細胞の調整機構、抗原提示細胞の機能調整、好酸球炎症の機構の解析が行い、さらに、新しい型の炎症反応の発見、抗酸球炎症の機構の解析が行い、さらに、新しい型の炎症反応の発見、抗酸化剤、おとり酢酸による治療薬の開発を行った。 イ.アトピー性皮膚炎の難治化に関与するアレルギー炎症の解明と新しい治療薬の開発は、学術的、国際的、また社会的意義は大きい。 |
アトピー性皮膚炎に対する理解を深めるためデータを提供したことと、社会的に難治化した本症患者への新しい治療法についての情報を提供できたことは厚生労働省行政に貢献するものである。 | 難治性アトピー性皮膚炎の理解を深める情報を提供できたことと新しい治療法を開発できたことは社会的にインパクトを与えるものである。 | 68 | 111 | 65 | 1 | 1 | ||||
重症喘息の決定因子の同定とそれに基づく新規治療法の開発 | 平成13-14年度 | 27,300 | 千葉大学大学院医学研究院細胞治療学 | 岩本逸夫 | 1)アレルギー性気道炎症の制御におけるStat5a、Tyk2キナーゼ、Stat6プロテアーゼの役割、2)CpGDNA-アレルゲン結合体による新規免疫療法の開発、3)ステロイド抵抗性T細胞活性化の分子機構、4)気道リモデリングにおけるLTD4とTGF-b の役割、5)重症喘息であるChurg-Strauss症候群 (CSS) の早期診断と発症機序について明らかにした。成果はJ. Exp. Med.等の雑誌に掲載され、国内外から大きな反響があった。 | 本研究の成果により、重症喘息の気道炎症及び気道リモデリングに関与する分子群、及びステロイド抵抗性に関与する分子群をターゲットとする新しい治療薬開発の可能性が示唆される。さらに重症喘息とCSSの早期診断、早期治療が可能となる。それにより重症喘息患者の喘息症状の軽快とステロイド薬の副作用の低下、医療費の軽減、QOL、社会生活の正常化が計られる。 | 喘息の気道リモデリング評価法について、HRCT画像の新しい解析方法の開発により、HRCTによる気道系全体の病態評価がはじめて可能となった。 | 62 | 98 | 285 | 0 | 1 | ||||
アレルギー疾患を抑制する新規天然薬物の開発に関する研究 | 平成13−14年 | 34,000 | 東邦大学医学部 | 鈴木五男 | 抗アレルギー作用を有する天然薬物の開発が目的であるが、現在、同作用を持つ天然薬物のデータベース化が進み、医療関係および患者への情報提供が可能となった。またシジュウムを始め、抗アレルギー作用を有する数種の天然薬物が確認され、一部臨床的に有効性が認められた。同時に好酸球を中心としたアレルギーの機構の解明とその機構への天然薬物の有効性の方法が確立され、より有効な新規薬物の開発に結びつくと考える。 | 現在、有効性が科学的に確認されずに、多くの天然薬物が市販され、多くの患者が混迷している。本研究により、その有効性の確認と新規の天然薬物の開発が期待でき、一部の天然植物では開発が進み臨床的効果が確認され、臨床の場で役立っている。今後多くの天然薬物の開発に加え、有効性、安全性などが確認されていくことで、多くのアレルギー患者への情報提供が期待できる。 | 新しい新規薬物が数種確認されており、臨床的有効性の検討も進んでいる。今後混迷している民間療法などの有効性に関する情報が多くの医療機関で利用可能になると考える。 | 21 | 2 | 29 | 0 | 4 | 本年度中に開設予定 | |||
関節リウマチの難治性病態に対する新規治療法開発に関する研究 | 平成13〜14年 | 66,000 | 東京医科歯科大学大学院医歯学研究科生体応答調節学 | 宮坂 信之 | 難治性関節リウマチ患者に対して白血球除去療法、末梢血幹細胞移植療法などを実用化するためのパイロットスタディを開始した。さらに、多剤耐性遺伝子、細胞表面分子、細胞内シグナル伝達分子、細胞周期調節分子などを標的とする新規治療法の開発を行い、その成果が国際誌に発表された。 | 竹内班及び江口班との協同により、「我が国における関節リウマチに対する生物製剤使用のためのガイドライン」を策定した。これは現在、策定中の「関節リウマチ治療のガイドライン」にも反映される予定であり、生物製剤の適正使用と有害事象の防止に有用となることが期待される。特に我が国においては関節リウマチ患者に結核症の感染率が欧米に比して高いこと、ツベルクリン皮内反応が結核菌感染のスクリーニングに使用できないことなどから、生物製剤を適正に使用する上でのガイドラインを策定したことはきわめて有意義と思われる。 | 関節リウマチに対する遺伝子治療の可能性について検討を行っている。 | 45 | 42 | 10 | 0 | 2 | ||||
腸管免疫機構の特殊性を応用したアレルギーに対する新しい抑制戦略に関する研究 | 平成13-14年度 | 51,000 | 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 消化・代謝内科学分野 | 渡辺 守 | ヒト骨髄由来細胞が腸管上皮細胞に分化し、上皮再生過程をレスキューする役割を果たしている現象を世界で初めて見出し、腸管再生医療への応用に道を開いた。成果はNature Medicineに掲載され、全ての主要な新聞を含む全国50社以上の新聞、および共同通信・時事通信を通じてラジオなど各メディアで大きく取り上げられた。国際的評価も高く、この研究成果により導き出された治療法は国際特許を申請中である。 | この研究成果により導き出された治療法は実際の患者に応用予定であり、難治性であるため保険外医療の多かったアレルギー、腸管炎症性疾患の根本的治療になりうる可能性があり、増大する医療費の抑制に連なることも期待される。 | これまでとは全く新しい機序のアレルギー、腸管炎症を制御する治療戦略となりうる可能性があり、QOLの低下を余儀なくされてきた治療法に代わるものとして、難治性疾患患者にとっては大きな福音となることが期待されている。 | 37 | 96 | 90 | 1 | 1 | ||||
遺伝子情報に基づいた抗脂質メディエーター薬適正投与の検討 | 平成13-14年度 | 35,000 | 慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科 | 浅野 浩一郎 | 血小板活性化因子、ロイコトリエンなどの受容体、合成・分解酵素遺伝子に機能変化をきたす遺伝子多型と喘息治療薬の薬効との関連を見いだした。またマウスにおけるロイコトリエン感受性関連遺伝子を見いだした。これらの結果をJ Biol Chem誌、Pharmacogenetics誌、Am J Respir Crit Care Med誌等に発表し、国際的にも注目された。 | 遺伝子情報など科学的根拠に基づいた適切な抗脂質メディエーター薬の選択を可能とするための基礎的なデータが蓄積しつつあり、平成15年度にはさらに広範囲のアレルギー疾患において臨床応用に向けた検討が予定されている。これにより喘息、鼻アレルギー等の治療がより安全かつ効率的になることが期待できる。 | 我が国におけるアレルギー疾患診療をテーラーメイド化するための先駆け的研究成果をあげている。 | 23 | 17 | 17 | 0 | 1 | ||||
リウマチアレルギー疾患の早期診断に関する研究 | 平成13-14年度 | 34,000 | 京都大学大学院医学研究科 健康増進・行動学分野 | 白川 太郎 | ア. 新生児25名について出生後毎日の糞便中の細菌T-RFLPを用いて迅速簡便に測定する方法を開発した。この成果を基に特許を作成し、企業化に向けた取り組みを某社と開始した。 イ. このような取り組みは世界的には極めて先進的である。また、全ゲノム遺伝子解析の結果、アレルギーに原因遺伝子を37個に絞り込んだ。この成果は世界初の取り組みとして新聞発表され、現在3つの論文が審査中であり、5編が投稿中である。 |
アレルギー疾患の簡便なスクリーニング法は開発されていない。この成果の普及により、遺伝子解析の結果と組み合わせることで将来的にアレルギーの発症予測がある程度可能になると期待される。 | 世界的に見て非常に先進的な研究であり、遺伝子解析と便検査の迅速法の開発の組み合わせの企業化により世界で最も優れた診断システムを開発できる可能性がある。 | 106 | 13 | 78 | 3 | 1 | http://plaza.umin.ac.jp/~HPHB/ | |||
リウマチ・アレルギー疾患の研究・診療に関する的確かつ迅速な情報収集・提供体制の確立に関する研究−患者、医療関係者、研究者、一般国民を対象とした包括的情報網の確立を目指して− | 平成13−14年度 | 34,500 | 国立相模原病院 | 長谷川眞紀 | 情報収集・提供の媒体としてインターネットを選択し、患者・家族、医療関係者、研究者、一般国民が自由にアクセスできるサイトを開設した。EBMに基づいたガイドラインの概要、薬剤情報、また専門医・専門施設の情報を地図付きの情報としてアップロードした。 | リウマチ・アレルギー疾患はいずれも現時点では治癒を求めることは難しく、その治療は長期にわたりコントロールが主眼となる。そのため患者・家族の悩みは大きく、専門医探し、治療に対する不安、予後に対する不安等、様々な情報を求めている。そうした要求に正しく応えることを目的としている。 | 現在インターネット上には多くのリウマチ・アレルギー関係の情報があるが玉石混淆であり、中には根拠のない民間療法、商業主義に基づく情報もある。正しい根拠に基づく診療・治療情報を提供することが早急に求められている。また専門医・専門施設情報は患者の受診の大きな助けになると考えられる。 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | http://www.allergy.go.jp | |||
アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及 | 平成14年度 | 36,000 | 九州大学大学院皮膚科学 | 古江 増隆 | 社会的関心の高いアトピー性皮膚炎に関する治療ガイドラインを充実・改良していくために、evidence-based medicine の観点に立って、内外の有用な治療法を集積・解析しデータ集を作成するとともに基礎的研究を行う。国際的にも強く求められている研究である。 | 成果をもとに治療ガイドライン(1999,2001,2002)が策定され、全国的に広く用いられスタンダードとなっている。またガイドラインをもとに、医療側のコンセンサスの確立・普及・教育だけでなく、国民・患者への公開講座、相談会、パンフレットの作成など幅広い貢献を行ってきた。今後も継続して改訂・改良・充実・普及に努め、社会に安心感を与える貢献をしたい。 | 基礎的研究の分野では、臨床に即した基礎研究に努め、治療法の理解や解釈、水準の向上に供したい。今年度は1)皮膚炎における表皮透過性とサイトカインの役割に関する考え方に新しい切り口を見いだした、2)ダニ抗原超微量定量に成功した。 | 73 | 62 | 22 | 0 | 9 | http://www.kyudai-derm.org/atopy/atopy.html、 http://www.kyudai-derm.org/atopy/ |