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確定拠出年金
連絡会議
第5回
平成15年3月24日
 
資料5-2


確定拠出年金実態アンケート
調査結果(クロス集計版)

平成15年3月24日
(社)生活福祉研究機構


企業調査

◎ 回答企業の特性

全企業数67社のうち、従業員規模別(加入者規模別)の会社数は右表の通りである。なお、企業規模別の比較において、サンプル数が1社である「5000人以上9999人以下」は対象外としている。

全く新規に導入した企業の特徴を見るために、それ以外の企業との比較を行っている。「新規導入企業」とは、アンケート調査 問16「確定拠出年金の導入パターン」の回答から、「新規に導入した」を選んだ企業群を指し、それ以外を選択した企業群を「その他企業」とした。「新規導入企業」のサンプル総数は25社、「その他企業」のサンプル総数は42社である。

なお、「企業調査 IV.運用管理機関」については、最終報告書に記載するのみで、この度は言及していない。

企業規模 従業員規模別 社数 加入者規模別 社数
10人未満
10人以上99人以下 22 24
100人以上299人以下 10
300人以上499人以下
500人以上999人以下 10
1000人以上4999人以下 11
5000人以上9999人以下
10000人以上
合計 67(不明3) 67(不明2)


I 確定拠出年金の導入理由等について

 <確定拠出年金の導入理由> 「従業員が自らライフ・プランを考える契機」(52%)
「企業会計改革に合わせた退職給付債務の解消」(37%)
「福利厚生の充実・見直し」(37%)
「従業員の老後生活保障の多様化」(36%)
「給与、報酬体系の再構築」(33%)
「企業の財務体質の改善」(27%)

現段階で「転職時などのポータビリティの確保」「新規人材確保に向けた魅力向上」などの理由を挙げる企業は少数


 <運用関連運営管理機関等の業態>
「確定拠出年金専門会社」(54%)
「銀行」(16%)
「生命保険会社」(15%)
運用関連運営管理機関の選任理由
「コンサルティング能力」や「投資教育サポート業務の充実」

記録関連運営管理機関の選任理由
「口座管理システムの信頼性」や「運用商品などの情報提供サービスの充実」

資産管理機関の選任理由
「業務遂行能力」や「廉価な手数料」

I  確定拠出年金の導入理由を「新規導入企業」と「その他企業」で比較すると、「新規導入企業」では「福利厚生の充実・見直し」80.0%、「従業員の老後生活保障の多様化」60.0%そして「従業員自らがライフプランを考える契機」52.0%が上位を占めた。これに対して、「その他企業」では「企業会計改革に合わせた退職給付債務の解消」52.4%、「従業員自らがライフプランを考える契機」52.4%そして「給与・報酬体系の再構築」42.9%の比率が高い(図1)。

図1 確定拠出年金の導入理由

図1 確定拠出年金の導入理由



II 他の退職給付の状況

確定拠出年金以外の退職給付状況

全企業で約7割に他の退職給付がある

退職給付の種類 割合(%)
厚生年金基金 34
適格退職年金 23
退職一時金 60
その他 15


他の退職給付からの資産移管は4割

なお、移管原資の割合は以下の通りである

退職給付の種類 割合(%)
厚生年金基金
適格退職年金 37
退職一時金 30
新規原資 31

II  調査時点で確定拠出年金以外の退職給付がある割合は7割である。これを規模別に見ると、「10人未満」で「ない」比率が「ある」比率を上回り、「10人から99人」と「300人から499人」の企業で「ない」比率が相対的に高い。それ以外では、「ある」と回答した比率が7割から9割弱である(図2)。

図2 確定拠出年金以外の退職給付の有無

図2 確定拠出年金以外の退職給付の有無

III 掛金等の状況について
1) 「新規導入企業」に属する全加入者の平均掛金額は9,166円(21社平均)と、「その他企業」の平均掛金額の12,362円(37社平均)よりも低い(図3)。

規約に定める掛け金額の上限金額は平均値で20,418円(月額)であり、その下限金額は7,044円(月額)である。

「新規導入企業」の上限金額は18,250円、下限金額は2,061円である。これに対して、「その他企業」では、21,502円と5,782円となっている。

図3 導入形態別の掛金月額

図3 導入形態別の掛金月額


2) 掛金額が上限に達している加入者の比率は、「新規導入企業」で30.7%、「その他企業」で33.7%となっており大差はない(図4)。

図4 掛金が上限に達している加入者比率

図4 掛金が上限に達している加入者比率


V.投資教育について
1) 確定拠出年金導入前と導入後の投資教育について、その実施機関を比較している。導入前教育については、「新規導入企業」では「自社」72.0%「運営管理機関」52.0%と、前者が上回っている。これに対して、「その他企業」ではこの比率は逆転し、「自社」64.3%「運営管理機関」73.8%となっている(図5)。導入後(新入社員)教育については、「新規導入企業」では「自社」76.0%、「運営管理機関」16.0%と、前者が圧倒している。これに対して、「その他企業」では「自社」71.4%、「運営管理機関」35.7%そして「投資教育の専門機関」4.8%となっている(図6)。

図5 導入形態別の導入前教育の主体

図5 導入形態別の導入前教育の主体


図6 導入形態別の導入後教育の主体

図6 導入形態別の導入後教育の主体


2) 導入前の投資教育について、「新規導入企業」の説明会開催総数は平均で7.2回、1回当たり所要時間は1.5時間であり、「その他企業」の37.2回と2.1時間に及ばない。ただし、1人当たり回数で見れば、「新規導入企業」の2.2回は、「その他企業」の1.5回を上回っている。導入後に行われた、新入社員への説明会と継続教育のための説明会について、1人当たり回数に大差は無い(図7)。

図7 教育説明会の1人当たり回数

図7 教育説明会の1人当たり回数


3) 投資教育効果の把握状況について、全体では「把握している」割合が26.0%、「今後把握する予定である」割合が30.0%となっている一方、「把握する予定はない」割合も44.0%に達する。「新規導入企業」では「把握している」10.0%、「今後把握する予定」33.0%と両者を合計しても、「把握する予定はない」57.0%を下回っている。これに対して、「その他企業」では「把握している」35.0%、「今後把握する予定」28.0%そして「把握する予定はない」37.0%となっている(図8)。

図8 投資教育の把握状況
内側は「全体」、中間は「新規導入企業」、外側は「その他企業」

図8 投資教育の把握状況


4) 投資教育効果の把握状況について、「把握している」割合は「1000人から4999人」72.7%でかなり高く、「10人未満」33.3%と「10000人以上」37.5%で平均値を上回っている。また、「100人から299人」57.1%と「300人から499人」42.9%で、「今後把握する予定」の比率が高い。これに対して、「把握する予定はない」比率は、「500人から999人」80.0%で高く、「10人未満」で66.7%、「10人から99人」で59.1%となっている(図9)。

図9 投資教育の把握状況

図9 投資教育の把握状況


VI.手数料について
1) 各種手数料については、運用関連業務、記録関連業務そして資産管理業務に分け、さらに各々について初期費用と月額の維持管理費用を質問している。まず、運用関連業務に掛かる初期費用の1人当たり金額は、平均値で1,857円、その維持管理費用の月額は188円である。それを、従業員規模別に比較すると、初期費用については「100人から299人」で、8,677円(7社平均)と最高であり、「1000人から4999人」で最低の748円(8社平均)となっている(図10)。維持管理費用については、「100人から299人」で最高の533円(7社平均)であり、最低は「1000人から4999人」の236円(8社平均)である(図11)。

図10 運用関連業務手数料(初期費用)

図10 運用関連業務手数料(初期費用)


図11 運用関連業務手数料(維持費用)

図11 運用関連業務手数料(維持費用)


2) 記録関連業務に掛かる初期費用の1人当たり金額は、平均値で1,813円、その維持管理費用の月額は293円である。それを、従業員規模別に比較すると、初期費用については「10人から99人」で、3,694円(15社平均)と最高であり、「10000人以上」で最低の303円(6社平均)となっている(図12)。維持管理費用については、「10人から99人」で最高の827円(15社平均)であり、最低は「500人から999人」の246円(3社平均)である(図13)。

図12 記録関連業務手数料(初期費用)

図12 記録関連業務手数料(初期費用)


図13 記録関連業務手数料(維持管理費用)

図13 記録関連業務手数料(維持管理費用)


3) 資産管理業務に掛かる初期費用の1人当たり金額は、平均値で2,701円、その維持管理費用の月額は108円である。それを、従業員規模別に比較すると、初期費用については「10人から99人」で、5、254円(14社平均)と最高であり、「10000人以上」で最低の121円(6社平均)となっている(図14)。維持管理費用については、「10人から99人」で最高の297円(7社平均)であり、最低は「1000人から4999人」の49円(9社平均)である(図15)。

図14 資産管理費用(初期費用)

図14 資産管理費用(初期費用)


図15 資産管理費用(維持管理費用)

図15 資産管理費用(維持管理費用)


4) 投資教育に要する費用について、導入時点の1人当たり費用は平均値で1,795円であり、継続教育に要する1人当たり費用は月額で104円である。それを、従業員規模別に比較すると、初期投資教育については「1,000人から4999人」で、2,455円(11社平均)と最高であり、「500人から999人」で最低の1,147円(5社平均)となっている(図16)。継続投資教育については、「300人から499人」で最高の417円(7社平均)であり、最低は「10人から99人」の71円(22社平均)である(図17)。

図16 投資教育手数料(初期費用)

図16 投資教育手数料(初期費用)


図17 投資教育手数料(継続費用)

図17 投資教育手数料(継続費用)


VII.運用商品について
企業が加入者に提供している運用商品数は、平均で13.3であり、その内の元本確保型商品数は平均で2.9である。従業員規模別にその相違を見ると、11から16の間に分布しており、規模別の傾向は窺えない(図18)。

運用商品総数

運用商品総数



<個人調査>

◎回答加入者の特性

企業型 勤務先での一律適用者 希望による加入者
合計 504人
(内不明1人)
346人 157人
個人型 第1号被保険者 第2号被保険者
合計 95人
(内不明2人)
60人
(内、国民年金基金加入者32人)
33人

年齢区分 人数 割合
20歳以上25歳未満 28人 4.7%
25歳以上30歳未満 110人 18.5%
30歳以上35歳未満 121人 20.3%
35歳以上40歳未満 96人 16.1%
40歳以上45歳未満 85人 14.3%
45歳以上50歳未満 64人 10.7%
50歳以上55歳未満 62人 10.4%
55歳以上 30人 5.0%
合計 601人
(内不明5人)

I.加入状況について
1) 「企業型希望加入者」と「個人型加入者」による加入理由を比較すると、「企業型」では、「自ら資金運用する良い機会」42.0%、「自助努力により老後生活に備える」31.8%そして「公的年金だけでは老後生活が不安」31.2%となっている。これに対して、「個人型」では、「公的年金だけでは老後生活が不安」52.6%、「税金等を考慮して老後資産形成に有利」47.4%そして「自助努力により老後生活に備える」44.2%の順に多くなっている。「企業型」と比較して、「取引のある金融機関等から薦められたから」とする比率が高くなっている(図19)。

図19 加入理由 企業型と個人型

図19 加入理由 企業型と個人型


2) 「個人型」の共通項目として「公的年金だけでは老後生活が不安」「税金等を考慮して老後資産形成に有利」「自助努力により老後生活に備える」などの割合が高い。「個人型第2号」の特徴としては、「企業年金・退職金だけでは老後生活が不安」27.3%とする比率が高い他、「自ら資金運用する良い機会」21.2%や「転職しても継続的に資産形成できる」12.1%などが、相対的に高くなっている(図20)。

図20 加入理由 第1号と第2号

図20 加入理由 第1号と第2号


3) 主要理由に限定して年代別に比較すると、20歳代、30歳代の世代ほど「自ら運用する良い機会」を選択する比率が高い。50歳代では、「公的年金だけでは老後生活が不安」を選択する比率が高い(図21)。

図21 年代別 加入理由

図21 年代別 加入理由


II.投資教育について
1) 「投資教育の実施主体」を加入形態別に見ると、「企業型」では「自社」72.8%と「運営管理機関」46.4%の比率が高い。「個人型」を全体で見ると、「運営管理機関」と「その他」の比率が高い他、「不明」とする回答も多い。「個人型」の中で比較すると、「個人型第2号」で「自社」24.2%の他、「専門機関」12.1%の比率が高い(図22)。

図22 投資教育の実施主体

図22 投資教育の実施主体


2) 「制度内容」「加入手続き」「資産運用方法」そして「運用商品」などの理解度を4段階評価で質問した結果を、加入形態別に比較している。とくに、ここでは「制度内容」と「資産運用方法」を取り上げる。「制度内容の理解度」について、「十分理解できた」比率は、「個人型第1号」31.0%で最も高く、「企業型一律適用者」10.7%で最も低くなっている。逆に、「あまり理解できなかった」「全く理解できなかった」の合計比率は、「企業型加入者」に比較して「個人型加入者」において相対的に低くなっている(図23)。

図23 制度内容の理解度

図23 制度内容の理解度


3) 「資産運用方法の理解度」について、「十分理解できた」比率は「個人型加入者」でかなり高く、「希望加入者」で11.3%、「一律適用者」で6.3%となっている。また、「あまり理解できなかった」「全く理解できなかった」の合計比率は、「一律適用者」と「個人型第2号」で4割を超えている(図24)。

図24 資産運用方法の理解度

図24 資産運用方法の理解度


4) 年代別に見ると、「制度内容」については30歳代、40歳代そして50歳代前半で理解の程度が高く、20歳代後半と50歳代後半でやや低い(図25)。

図25 年代別 制度内容の理解度

図25 年代別 制度内容の理解度


5) 実施方法別でみた加入者側の評価は、加入形態別にやや異なっている。「説明会の開催」を「効果的」とする比率は、「個人型第2号」55.6%でやや高く、他は同程度である。これに対して、「あまり効果的でない」「効果なし」とする合計比率は、「一律適用者」11.6%と「希望加入者」11.5%で同程度に高く、「個人型第1号」9.1%でやや低い(図26)。ただし、「実施方法の評価」すべてにおいて、「個人型加入者」の無回答が多くサンプル数が少ないため、「不明」の比率が高くなっている。

図26 説明会への評価

図26 説明会への評価


6) 「ウェッブ・サイト」を「効果的」とする比率は、「希望加入者」30.6%で高く、「個人型加入者」25.0%、「一律適用者」19.4%の順である。これに対して、「あまり効果的でない」「効果なし」とする合計比率は、「個人型第1号」75.0%でかなり高く、「希望加入者」25.8%、「一律適用者」20.9%の順である(図27)。「ビデオ・DVD」の評価は総じて高いが、「一律適用者」と「希望加入者」は同傾向であり、また「個人型加入者」のサンプル数が少ないので言及していない。

図27 ウェッブ・サイトへの評価

図27 ウェッブ・サイトへの評価


7) 一般的な投資教育に加えて、具体的な投資アドバイスを受けたいと考えている加入者は68%にのぼり、アドバイスを受けたい機関として、「第三者的な投資専門機関」を挙げた加入者が69%と最も多い。前者について加入形態別に比較すると、予期に反して、「受けたいと思う」比率は「一律適用者」76%で最も高く、「希望加入者」67%「個人型加入者」41%の順である。「個人型加入者」では「受けたいと思わない」比率が5割である(図28)。

図28 投資アドバイスに対する意向
内側は「一律適用者」、中間は「希望加入者」、外側は「個人型加入者」

図28 投資アドバイスに対する意向


8) 「投資アドバイスを受けたい機関」として「第三者的な投資専門機関」を挙げた比率は、「個人型加入者」80.0%で最も高く、「希望加入者」72.6%、「一律適用者」65.9%の順となっている。また、「自社の運営管理機関」とする比率は、「一律適用者」24.1%、「希望加入者」18.9%となっている。これに対して、「自社」を挙げる比率は押し並べて低く、「一律適用者」9.6%、「希望加入者」7.5%である(図29)。

図29 投資アドバイスを受けたい機関

図29 投資アドバイスを受けたい機関


III.運営管理機関について
1) コールセンターの利用状況については、加入形態別に利用経験に大きな差は無く、「利用経験がある」比率は約1割、「利用経験が無い」比率は9割弱である。「利用目的」(複数回答)について、「企業型」では「運用商品」55.8%と利用目的がかなり限定的であるのに対して、「個人型」では「制度内容」54.5%、「加入手続き」45.5%そして「運用商品」45.5%が満遍なく挙げられている(図30)。

図30 加入形態別 コールセンターの利用目的

図30 加入形態別 コールセンターの利用目的


2) 年代別に見ると、「制度内容」については30歳代後半で40.0%と高くなっている。「加入手続き」については30歳代前半の33.3%と40歳代後半の28.6%が高い。「運用商品」については、平均で約5割であるが、20歳代後半の80.0%と30歳代後半の60.0%が高い(図31)。

図31 年代別 コールセンターの利用目的

図31 年代別 コールセンターの利用目的


3) ウェッブ・サイトの利用状況については、加入形態別に利用経験に格差がある。「利用した事がある」割合は、「希望加入者」59.2%で最も高く、「一律適用者」39.6%、「個人型加入者」21.6%の順である(図32)。

図32  ウェッブ・サイトの利用状況
内側は「一律適用者」中間は「希望加入者」外側は「個人型加入者」

図32  ウェッブ・サイトの利用状況


4) これを年代別に見ると、「利用経験あり」は平均的に4割前後であるが、20歳代前半で25.0%、50歳代後半で10.3%と低くなっている反面、30歳代前半で52.1%と高くなっている(図33)。

図33 年代別 ウェッブ・サイトの利用状況

図33 年代別 ウェッブ・サイトの利用状況


5) ウェッブ・サイトの理解度については、加入形態別、年代別にかなり格差がある。「個人型加入者」において「十分理解できた」割合は5割を超えており、飛び抜けて高く、「やや理解できた」割合も加えると9割を超える。両者の合計比率は、「一律適用者」で76.7%、「希望加入者」で73.2%となっている。「あまり理解できなかった」「全く理解できなかった」の合計比率は、「個人型加入者」で9.5%と低く、「一律適用者」で20.4%、「希望加入者」で24.8%と高くなっている(図34)。

図34 ウェッブ・サイトの理解度

図34 ウェッブ・サイトの理解度


6) 記録管理会社からの通知書に対する理解度は、年代別に大きな差異はない。加入形態別に見ると、「十分理解できた」「やや理解できた」の合計比率は、「個人型加入者」の56.7%が最も高く、「希望加入者」50.3%、「一律適用者」48.8%の順である。これに対して、「あまり理解できなかった」「全く理解できなかった」の合計比率は、「個人型加入者」の22.7%で最も低く、「一律適用者」41.9%、「希望加入者」44.6%の順に高くなる(図35)。

図35 通知書に対する理解度

図35 通知書に対する理解度


IV.資産運用状況について
1) 確定拠出年金への掛金月額を加入形態別に比較すると、「企業型」では14,122円(385人)、「個人型」では24,327円(85人)である。また、「希望加入者」で16,933円(118人)と平均値16,083円をやや上回っており、「一律適用者」では12,880円(267人)とそれを下回っている(図36)。なお、ここでの「全体」の数値は、加入形態が「不明」「無回答」などを除いた、サンプル平均値を指す。

図36 確定拠出年金掛金額 (月額)

図36 確定拠出年金掛金額 (月額)


2) 運用商品類型毎の資産残高割合について、加入形態別に比較すると、「企業型」では「預貯金」32.0%「株式投資信託」45.9%の比率が高く、反面「公社債投資信託」5.9%「保険商品」8.0%の比率がやや低い(図37)。

図37 運用残高割合 企業型と個人型
内側は「全体」、中間は「企業型」、外側は「個人型」

図37 運用残高割合 企業型と個人型



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