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資料1


ALS(筋萎縮性側索硬化症)について


<疾患概要>

 脳から脊髄まで信号を伝える上位運動ニューロンと、それを受けて脊髄から信号を発し筋肉を収縮させる下位運動ニューロンが障害をきたす原因不明の進行性疾患。
 筋萎縮と筋力低下が特徴的。初期には、手足がやせたり力が入らなくなる。筋萎縮は徐々に全身に広がり、歩行困難、言語障害、嚥下障害、呼吸障害に及ぶ。


<治療>

 根本的な治療法は未確立。進行を遅らせる薬剤(リルゾール)が保険適応となった。
 病状の進行は比較的急速であり、個々の症状に応じて、日常生活を援助する各種の器具や補助具を用いる。筋力低下を少しでも遅らせるためのリハビリテーションが有効。


<患者数>

 平成13年度末現在
6,180人(特定疾患治療研究事業交付件数)
 平成9年度特定疾患調査研究「ALS患者等の療養環境整備に関する研究」によると、ALS患者の51.6%が在宅患者、48.4%が入院患者。在宅重症患者は、ALS患者の12.7%。(6,180人×0.127≒785人)
 都道府県別の人口10万人当たりの特定疾患治療研究事業交付件数は、3.1〜9.1(平均4.9)であり、際だった地域偏在はない。
 ALS患者の約60%が、特定疾患治療研究事業の重症患者認定(医療費の一部負担なし。)


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